触発

触発

どうだっていいなんだっていい黒い帰宅後部屋のなかに滑る猜疑どうだっていい大声は沙羅双樹に飲まれ喰われ緻密な雌しべに麟粉がさく黒きものは過去か今か沈殿物か啓明だそのどうだっていいのは強がりだ黒々と育ったコンロの上の沙羅双樹