吸血鬼ハンターDの二次小説。吸血鬼と人間の混血の少年が主人公。恋ありバトルあり。オリジナルも少々。
目の前に、逞しい首筋がさらけ出されていた。 青黒い筋が浮かび、それが鼓動に合わせて脈打つ。 ――頸動脈。 熱い、赤い血の流れだ。 (中略) 少年の唇が、何かを堪えるように開く。 鋭い犬歯が覗いた。 少年の顔が、戸惑いながら、ぎこちなくその首筋に近付く。 近付き、止まり――。 そしてその身体が、躊躇いながら静かにゆっくりと沈み込んでいった。
「ブログリーダー」を活用して、とーこさんをフォローしませんか?