走って逃げる

走って逃げる

レジ横の飴が入った箱をひっくりかえしたまま出てきてしまった脳内には色とりどりの飴がはじけ飛び床に散らばった残像ばかりが巡るお客様? と言うかわいい女店員の声を背にそのときの僕はお客様でも何でもなくただの肉体だった会社の仲間といつものように連