「鹿島順一劇団」・《芝居「紺屋と高尾」・三代目鹿島順一の課題と赤胴誠の試練》
2011年4月17日(日)晴午後6時から、尼崎・座三和スタジオで大衆演劇観劇。「鹿島順一劇団」(座長・三代目鹿島順一)。芝居の外題は「紺屋と高雄」。この演目を見聞するのは3回目である。1回目は、平成20年2月公演(川越三光ホテル)。その時の感想は以下の通りである。〈祝日とあって観客は「大入り」。芝居は「紺屋高尾」、配役は、座長・紺屋(久造)、虎順・高尾、二人とも発熱(感冒)を押しての熱演だったが、やはり16歳の若手に「遊女」役は荷が重い。「汚れ役」(鼻欠けおかつ)で登場した蛇々丸が舞台を盛り上げた。客から「蛇々丸の女形を観たい」という所望が多いので、今日はそのリクエストに応えたという。しかも、それが何と泥・垢にまみれた「夜鷹」役とあって、客は見事な肩すかしを食らった。そうした演出が実に「粋」である。この「汚れ役...「鹿島順一劇団」・《芝居「紺屋と高尾」・三代目鹿島順一の課題と赤胴誠の試練》
2011/07/03 17:14