夢で見た物語
ある男が目を覚ますと見覚えのない荒野に相容れない建物だけがあるそのほかに建物は見当たらずここから入れと言われんとばかりの目に付く入り口自分自身以外はほかに居らず岩と砂しか見当たらないこの現状では其の建物へ向かうしか思いつくこともなくなぜ自分がここにいるのかどのようにここに着たのか分からないまま途方にくれるしかなかった頼るものもなく自ずと入り口の目の前へ中に入ると異常に薄暗く殺風景で進むしかない一本道閉じてしまった入り口も中からは開かないようになっているようで何の反応もしないかろうじて前が見えるような申し訳程度の明かりの中入り口を背にむけ進むしかなくなってしまった思いにほかすぐに次の扉が現れたこの扉も入れば中からは開かないのだろうかけれどもこの入り口を入らなければ何もかもかもから遮断された通路しかここにはない入る...夢で見た物語
2015/11/12 20:18