インド譚11・駐屯悠々
ヨルダンを視察後、エジプトに陸路国境を抜き侵入。シナイ半島を南下して紅海の潜水保養基地<ダハブ>の海中にて、美麗にして群れ成す熱帯魚軍団の観閲をおわり、アフリカの帝都<カイロ>に進攻して早や1週間余。この日本軍<宿営地>として名高き安宿<サファリー・ホテル>には我が友軍の姿あれど共闘する青年士官なし。しからばと、老兵孤軍奮闘にて連日、市街戦に討って出れば、既に<ギザの3大ピラミット>やその膨大な墓場遺産を展示する考古学博物館、さらには<十字軍>をも撃退した巨大な城郭都市である世界遺産<シタデル>など、主要な観光基地はほぼ制圧。昨日は、正面ゲートを守衛する監視員を屈服し、アフリカ大陸学問の盟主<カイロ大学>の構内に潜入を果たし、見事<日本語学科>の学棟に達すれば、光栄にもエジプト人<学部長>に表敬を果たしたり。こ...インド譚11・駐屯悠々
2013/05/08 06:51