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緘黙ブログ https://smetc.blog.fc2.com/

場面緘黙症のことを綴るブログ。心理学関係の話も記す(予定)。

マーキュリー(水星)2世ってハンドルネームだけど、水星人ではありません。地球人です。何世目かは知りませんが…。

マーキュリー2世
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2010/10/23

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  • 母親が亡くなったことがきっかけで、Uber配達員に

    大学を卒業してから10年間くらいひきこもっていた私が、2022年からUber Eats配達員として働き始めました。なんのきっかけもなく、社会経験のない私がUber Eats配達パートナーとして働こうと決意できたわけではありません。きっかけは、母親の死去です。母親が亡くなったのが昨年の冬で、その1年後にUber Eats配達員としてデビューしました。配達員の仕事に目をつけたのは昨年の夏頃だったと思います。これまでアンケートサイトやそ...

  • 扁桃体活動の持続性が低い人はパリピ?

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ扁桃体に関する興味深い研究を取り上げます。なぜ、扁桃体なのかといえば、不安・恐怖に関連する脳領域として話題になることが多い脳部位だからです。ただし、「扁桃体には不安・恐怖を抑制する機能もある」という指摘や「扁桃体損傷患者でも不安、恐怖等の感情を感じる」との研究もあることに留意しなけれ...

  • 場面緘黙症経験者、Uber Eats配達員のお仕事を始める

    私、マーキュリー2世は自己診断ですが、場面緘黙症経験者です。緘黙の影響もあってか、ろくな就職活動もせずに大学卒業から引きこもっていました。そんな私が2022年からUber Eats配達員として働き始めました。そして、元場面緘黙症?の私がUber Eats配達パートナーとして登録するまでの苦労や登録後のお仕事の体験について書いた、新しいブログ『場面緘黙症経験者のUber Eats配達日記』を立ち上げました。場面緘黙症経験者・当事者...

  • 新型コロナ対策のソーシャルディスタンシングで社交不安が低下する機会が失われた?

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクトだけ読んだ、社交不安(障害)に関する興味深い論文を取り上げます。なぜ、社交不安(障害)なのかというと、場面緘黙児(選択性緘黙児)は社交不安(社会不安)が高いか、もしくは社交不安障害(社会不安障害,社交不安症)を併存していることが多いという知見があるからです。また、米国精神医学会(APA)が発行するDSM-5(精神疾患の分類と...

  • 光は扁桃体の活動を抑制する

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ扁桃体に関する興味深い研究を取り上げます。なぜ、扁桃体なのかといえば、不安・恐怖に関連する脳領域として話題になることが多い脳部位だからです。ただし、「扁桃体には不安・恐怖を抑制する機能もある」という指摘や「扁桃体損傷患者でも不安、恐怖等の感情を感じる」との研究もあることに留意しなけれ...

  • 場面緘黙症に後遺症は実在するか?

    少なくともインターネット上では、場面緘黙症経験者が後遺症に悩まされているという話を時々みかけます。たとえば、緘黙症のせいでうつ病になった、コミュニケーション能力が低いといった具合にです。しかし果たして本当にそうなのでしょうか?場面緘黙症が原因で後遺症になったということを実証するためには、緘黙症ではないが、その他の特性は全く同じ自分の人生を再現するパラレルワールドの世界を作らなければ、厳密には不可能...

  • マインドフルネス瞑想では一時的にせよ不安が高まりやすい

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ不安(障害)・恐怖に関する興味深い論文を取り上げます。なぜ不安(障害)・恐怖なのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は不安が高いか、もしくは不安障害(不安症)を併存していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会(APA)が発行するDSM-5では場面緘黙症が不安障害になりました。今回...

  • 歯を磨けば、声が大きくなり、口数が多くなる

    場面緘黙症を心理学研究から考える際に有益な論文を取り上げるシリーズです。今回は、歯を磨くことによる「ビッグマウス」効果のお話です。なお、その他の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。新ブログ『心理学・脳科学・動物行動学アブストラクト』も設立したので、時間があればのぞいてやってください(参考記事⇒新ブログ『心理学・脳科学・動物行動学アブストラクト』...

  • 不安症に傷跡(=後遺症?)なんてない

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ不安(障害)・恐怖に関する興味深い論文を取り上げます。なぜ不安(障害)・恐怖なのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は不安が高いか、もしくは不安障害(不安症)を併存していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会(APA)が発行するDSM-5では場面緘黙症が不安障害になりました。今回...

  • アクティブ・ラーニングの環境が心地悪い高社交不安者達

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクトだけ読むつもりだった、社交不安(障害)に関する興味深い論文を取り上げます。ただ今回はプレプリント原稿を一部読んでしまいました。なぜ、社交不安(障害)なのかというと、場面緘黙児(選択性緘黙児)は社交不安(社会不安)が高いか、もしくは社交不安障害(社会不安障害,社交不安症)を併存していることが多いという知見があるから...

  • 社交不安が高いと授業に集中できなくて成績が低くなりやすい

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクトだけ読むつもりだった、社交不安(障害)に関する興味深い論文を取り上げます。ただ今回は結果とそれ以外の本文を一部読んでしまいました。なぜ、社交不安(障害)なのかというと、場面緘黙児(選択性緘黙児)は社交不安(社会不安)が高いか、もしくは社交不安障害(社会不安障害,社交不安症)を併存していることが多いという知見がある...

  • 子供の顔からシャイネスを判断するのは難しい

    シャイネス研究シリーズです。今回は大人が知らない子の顔からシャイネスを判断するのは難しいという研究をとりあげます。なお、シャイネス以外の心理学研究については、別の拙ブログ『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。↓『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』の最近の記事一覧・他者の痛みの観察で罪悪感が減る・州知事が女性だと新型コロナウイルス感染症による死亡リスクが低い・子供の幸...

  • 怖い飲食物の摂取で恐怖が低下

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ不安(障害)・恐怖に関する興味深い論文を取り上げます。なぜ不安(障害)・恐怖なのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は不安が高いか、もしくは不安障害(不安症)を併存していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会(APA)が発行するDSM-5では場面緘黙症が不安障害になりました。今回...

  • 研究参加への親の同意が必要だとサンプリングバイアスが生じる

    場面緘黙症(選択性緘黙)を緘黙の研究だけから考えるのは、井の中の蛙大海を知らずで、視野が狭いというのが私の持論です。緘黙の研究に固執することなく、もっと広く世界をみると、「喋っていると感じるのに喋る必要はない」など、場面緘黙症の理解や緘黙児・者の支援に役立ちそうな論文報告が存在します。今回も、場面緘黙以外の研究から緘黙のことを考えてみようという趣旨の記事です(例によってアブストラクトしか読んでいませ...

  • 発達心理学者のJerome Kagan氏、逝去

    発達心理学者で気質研究でも知られるJerome Kagan氏が2021年5月10日に逝去されました。享年92歳でした。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)などが報じています。Kagan氏はハーバード大学の名誉教授で、場面緘黙症でも「行動抑制」の研究の観点から、理論的(といっていいのかどうかわかりませんが)な貢献を果たしました。場面緘黙症における抑制気質の役割はこれまで単なる仮説でしかありませんでしたが、近年では「健常発達児の場面...

  • 脳のミトコンドリアと不安の間の双方向性の関係

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ不安(障害)・恐怖に関する興味深い論文を取り上げようと思ったのですが、本文もある程度読みました(全文は読んでいません)。なぜ不安(障害)・恐怖なのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は不安が高いか、もしくは不安障害(不安症)を併存していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学...

  • VTRを用いた場面緘黙症に関する講義後の理解、支援観の変化

    2017年10月15日、NHKの『バリバラ』で「知られざる場面緘黙(かんもく)の世界」が放送されました(再放送は10月20日深夜)。2018年2月18日にもアンコール放送がされています。『バリバラ』は障害者のための情報バラエティー番組でNHK Eテレ(NHK教育テレビジョン)放送です。その「知られざる場面緘黙(かんもく)の世界」を用いた講義の教育・啓発効果を検証した研究が発表されたので、取り上げてみたいと思います。江口めぐみ(2019)...

  • Twitterで不安感丸出しだとフォロー数もフォロワー数も少ない

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ不安(障害)・恐怖に関する興味深い論文を取り上げます。といいながら、今回は序論以外はほぼ全文読みました。なぜ不安(障害)・恐怖なのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は不安が高いか、もしくは不安障害(不安症)を併存していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会(APA)が発行...

  • 日本民間放送連盟賞CM部門で場面緘黙症の作品が優秀賞を受賞

    2019年日本民間放送連盟賞のCM部門〔テレビCM〕で場面緘黙症の公共キャンペーン・スポットが優秀賞を受賞しました。この公共キャンペーン・スポットはCBCテレビの作品で、題名は『先生・・・500人に1人です』です。165秒のテレビCMとなります。ナレーションは森本レオ氏、構成・プロデューサーは大園康志氏(CBCテレビ)、取材は若尾貴史氏(CBCテレビ)、撮影は今井貴之氏(NTP)、音声は齊藤結菜氏(NTP)、編集は大谷太一氏(CBCク...

  • マインドフルネス・エクササイズだけでも不安や抑うつが弱まる

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(要旨)だけ読んだ不安・恐怖(障害)の治療法に関する最新の論文を取り上げます。なぜ不安・恐怖(障害)なのかというと、場面緘黙症児は不安が高いか、もしくは不安障害(不安症)を併存していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会が発行するDSM-5では場面緘黙症(選択性緘黙症,選択的緘黙症,選択緘黙症)が...

  • 場面緘黙児への集中集団行動療法、行動観察で効果を検証

    2018年11月15日~18日、ワシントンD.C.で開催されたアメリカ行動療法認知療法学会第52回年次大会(Association for Behavioral and Cognitive Therapies 52nd Annual Convention)にて、場面緘黙児への集中的集団行動療法の効果を行動観察で検証した研究が発表されました。Hong, N., Cornacchio, D., Furr, J. M., & Comer, J. S. (2018). Utilizing Observational Measures to Evaluate the Efficacy of Intensive Group Behavior T...

  • 場面緘黙児の不安軽減のためにマインドフルネスを取り入れる

    場面緘黙児の緊張や不安の低減のために「マインドフルネス」を取り入れた支援を行った研究成果が発表されました。時間がないので速読しただけですが、気になるトピックなのでふれておきます。以下の伊藤・成瀬(2018)では、マインドフルネスの説明として日本マインドフルネス学会の説明を引用し、「今、この瞬間に意図的に意識を向け、評価をせずにとらわれのない状態でただ観ること」としています。伊藤佐陽子・成瀬智仁(2018). 場...

  • 香港のメディア、逮捕された引きこもりが場面緘黙だった可能性に言及

    先日、76歳の母親の遺体を室内に遺棄したとして49歳の男性が逮捕されました。この男性は、「小学生のころから会話をしなくなった」(NHKが警察が家族を事情聴取した内容として報道)、「小学生のころから会話をしなくなり、最近はひきこもっていた。母親が買い物などをして面倒をみていた」(NHKが警察が妹を事情聴取した内容として報道)、「自宅に引きこもって他人と会話がほとんどできない状態」(日本経済新聞が警察署の話として報...

  • 心理学の授業で選択性緘黙について知った大学生が多い

    東京成徳大学・東京成徳短期大学応用心理学部臨床心理学科の江口めぐみ准教授が著者の選択性緘黙(場面緘黙)に関する研究論文の抄録が公開されました。この記事では、その研究の概要をご紹介しましょう。なお、江口准教授は立正大学心理学部助教の時期に『選択性緘黙児童生徒の多様な状態像の解明と個に応じた支援方法の検討』という研究課題で、園山繁樹教授(筑波大学)、濱口佳和教授(筑波大学)、下山真衣助教(信州大学)、松下浩之...

  • 周産期~産後の母親の不安は子供の発達遅延のリスク

    興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ不安(障害)・恐怖に関する興味深い論文を取り上げます。ほとんどが最新の研究成果です。なぜ不安(障害)・恐怖なのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は不安が高いか、もしくは不安障害(不安症)を併存していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会(APA)が発行するDSM-5では場面緘黙...

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