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見晴らし
遠くを見渡すただそれだけのために人はあちこちの山や丘に展望台を築いてきた坂を上って重い材料を運び誰でもこの見晴らしを楽しめるように危険と苦しさを克服してきたそ…
2013/11/13 00:34
景色の素
旅の途中で歩みを止めて振り返りたい景色があるその景色を染めている全ての色の素を混ぜると土色になるって聞いたことがある一面に広がる秋色づいた森やがて黄色は土色に…
2013/11/12 01:25
しなやかさ
まっすぐでなくてもいい時には嵐と戯れたり時には日だまりで深い眠りに落ちたりしなやかに自然の営みに身を任せていたい眠れない深い闇の夜そのままでいいんだ微かな光さ…
2013/10/29 01:21
故郷の風景
あぜ道で転んで泥んこになりながら蛙を追いかけたのはいつの日か草いきれ用水路から流れ出す水の音遠くでおじいさんの呼ぶ声がする誰もが知っている故郷の景色なんてない…
2013/10/26 21:45
道祖神
奥の細道へと旅に誘ういつの時代も旅人を見守り続けている道端に祀られた神様歩きから乗り物に乗るようになりスピードがどんどん速くなって人はますます気軽に旅を楽しめ…
2013/10/25 01:02
秋桜の庭
朝の静けさはじまりの前このままで居たいな夜よりも真夜中よりも朝の静寂が好き秋桜が何かを語りかけるように咲いている言葉は時に姿を変えて表情だけで雄弁と物語を綴り…
2013/10/24 00:41
片倉館
諏訪湖のほとり昭和初期に建てられた温泉浴場築85年のシルエットが闇夜に浮かび上がるそうそうテルマエ・ロマエを思い出した古代ローマの浴場と時代をまたいでつながっ…
2013/10/23 00:27
図書室
窓に雨の雫が当たる音時折 風に吹かれて大きくなるいつか子どもの頃雨の日の休み時間は湿気と紙の匂いが混ざった学校の図書室にこもっているのが好きだったその時と同じ…
2013/10/22 00:39
木霊
木には魂が宿っている子供の頃おじいさんにそう教えられたことを思い出したそれから色んな場所で大きな樹を見上げるたびその言葉の重みを噛み締めているすぐ足元に広がる…
2013/10/19 21:30
諏訪大社にて
ここから見える光景はずっとずっと大昔からきっと変わっていない街の風景はどんどん変わっていくけどそこを通り過ぎる人たちの表情とか営みとか神様に祈るような気持ちは…
2013/10/19 00:35
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