山眠る子とのおしゃべりきりもなや
山眠る子とのおしゃべりきりもなや夜の雪の山道を運転しながら娘とおしゃべりをしていたのです。「狸はどうしてるんだろ」「冬眠でしょ」「ああ、冬眠ね。あいつら冬眠か。熊が出たら、どうする?」「こわいね」追いかけられたら、「逃げる?」と娘。「ムリでしょう。足が速そうだもん。いちかばちか、バックして猛スピードでブチあたってみる」「お~、」と娘はいたく感心し、「おかあさん、冒険者」「だってその方が、かすかな望みがある気がする」「実際にそうなったら、そうはいかないでしょ?」「でもね、もし・・・」山は眠っているのに、娘と私は仮想空間できりがないのです。※山眠る冬の季語</a山眠る子とのおしゃべりきりもなや
2012/01/08 22:47