プロフェッショナル!!
最初に感じたのは革というマテリアルに対する考え方でした。人間がカバンや財布、バッグなんかの素材として使う革というものは革だけのために作られたものではない。あくまで食材として死んでいった動物たちの一部を頂いて使わせて貰っているんだという謙虚な態度です。革への熱いマナザシと動物への敬意が感じられました。当然素材を無駄に使ったりしないんですね。自分なんかは失敗した財布なんかその辺に放り出して見向きもしない。こういう心根ではバチが当たろうというものです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どの作業を取ってもそれを支えている革の特徴への深い理解があってこその技法も見事としか言えませんでした。革細工というのは革が持つ可塑性と弾性の二面を活かした工作であるとも言われました。革を縫う...プロフェッショナル!!
2018/08/07 11:52