「風景」とテーマパーク
たたら製鉄でうまれた棚田に「風景」を感じます。 「風景」とは共有されてきたその場所での営みの時間と現代の日常が折重なるリアリティだと僕は勝手に定義しています。この場所での過去の営みの地層の上に現代の日常がきちんとあるという安心感。 真面目すぎるけど、だからテーマパークにはなって欲しくないと思います。なぜなら、テーマパークとは徹底してひとつのテーマに沿って世界をつくるけど、それはニセモノの世界だからです。 そこには本当の時間はありません。 ディズニーランドから外の世界は見えません。 ショッピングモールからも外の世界は見えません。 そこでは確かに大量の消費は生むけど、あくまで消費を生むためだけの装…
2016/06/21 01:30