カタチを「決める」こと
1996年。上京して建築の勉強を始めたころ。よくわからないけど、とりあえず建築家の話でも聞いてみようとでかけた講演会がありました。 ほとんど記憶だけで記述するので若干あいまいな点もありますが。 それは隈さんと理顕さんの対談形式の講演会でした。タイトルは「プログラム論」だったか。当時はバブルの反省、そして阪神・淡路大震災の翌年という時期で、カタチをつくることへの嫌悪感が漂ってたように感じました。だからプログラムとかミニマルとかいう言葉をよく耳にしました。 また当時はコンピューターやインターネットが一般的に普及し始めた時期で、自由な世界をつくりだすコンピューターの可能性が実感され始め、対して物質的…
2016/05/04 09:44