しっくい曼荼羅
小林澄夫(元左官教室編集長)さんから漆喰の曼荼羅が送ってきました。 僕は小林さんの眼差しがとても好きです。 石灰と 火、風、水がもたらす性質の変容が現されています。 そして大地(石灰石)、海(サンゴ)、空(二酸化炭素)を行き来する石灰(炭素)それらをつながく長い「時間」。 石灰石や貝がらは火によって生石灰になります。生石灰は水によって消石灰になります。 西欧では焼いた石灰をそのまま水にドブづけして(ものすごい勢いで発熱する化学反応が起こります。)生石灰クリームをつくります(湿式消化)。 日本では空気中の湿気で自然に粉末化させて消石灰をつくります(乾式消化)。 湿式消化の生石灰クリームはのりを入…
2015/05/24 18:41