京都純情パンチ 其の弐
八坂の塔を越えまして、路地をそそそと行きますと、小さな明かりが続きます。 ・ はたと気付けば清水寺。ほんのり明かりが灯ります。 ・ 花見のお客が続きます。わさわさ言っては列を成して・・・。 ・ 見れば、皆、のっぺらぼう。ちょうちん片手に続きます。 ・ これは狸の仕業に違いない。 このまま伏見の稲荷まで、行列行列、大行進。 見れば、みーんな、赤ら顔。太鼓片手に続きます。 これは狐に違いない。 このまま伏見の稲荷まで、夜中の嫁入り続きます。 京都、そんなに素敵な響きに吸い込まれます。 きっと最後には、ここに帰ってきます。 きっときっと最後には、..
2010/04/13 20:44