推薦図書 香子(かおるこ)源氏物語 全5巻
NHK大河ドラマ「光る君へ」の興味から読み始めたが、いつも児童向けの本しか読んでいない僕には全5巻を読破するのは骨が折れた。詠まれている和歌には現代語の訳がついているものの一応和歌については原文も目を通さなければ読み進めないのでとっても疲れた。この本は後に紫式部と呼ばれる香子の物語と源氏物語が同時並行的に進んで行く構成となっている。源氏物語の話の筋はいくつかの現代語訳で承知していたが54帖書き進むその時点、時点の香子の心持が慮れてとても面白かった。テレビを見ながらの一読をお薦めしたい。全5巻はかなりの文字数量を覚悟あれ。香子源氏物語帚木蓬生著千年読み継がれる物語は、かくして生まれた――帚木文学の集大成にして最高到達点の長編小説〈全五巻〉父や祖母の薫陶を受けて育った香子(紫式部)は、「いつの日か、『蜻蛉日記...推薦図書香子(かおるこ)源氏物語全5巻
2024/10/17 15:13