神々のおわします~天安河原(天岩戸神社)
天岩戸神社から徒歩10分ほどのところにある、天安河原(あまのやすかわら)。天照大神が天岩戸にひきこもり、天地暗黒となった際、やおよろずの神々たちが集まって、「どうすっぺ」と相談したところ、となっている。高千穂に入ってからさまざまな神話や伝説の欠片を見聞きし、夜神楽に魅せられ、おぼろげながら自然の中に息づく「神様」の存在を感じていたところだったが、この天安河原ほど顕著に、それを感じた場所はない。森の中を抜け、苔むした岩にかかる石橋を渡り、洞窟が近付くにつれ、そこは確かに神様の領域だった。社の周辺には夥しい数の、積み上げられた小石の山、山、山。祈願するひとびとの手によって積まれたものだということだが、それにしても、どうしたらここまでひとつ残らず積み上げるような光景が出来上がるのか、神秘的な感じがする。石の山は洞窟の...神々のおわします~天安河原(天岩戸神社)
2013/08/21 12:35