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御坊哲 https://ameblo.jp/toorisugari-ossan/

知識はなくとも刺激的。 無知を恥じず堂々と間違い、そして本格的な哲学を目指す。

日曜哲学者の御坊哲です。プラトンやアリストテレスは読んだことがない。カントも分からんアマチュアですが、全部自分の言葉で語ります。

御坊哲
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2009/12/23

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  • 「進化する」と言うが、いったい何が進化しているのか?

    ダーウィンの進化論は自然科学において、ニュートンの万有引力の法則と並んで最も重要な発見であるとされている。思想史的に見ても、私達の世界観にこれほど大きな衝撃…

  • 100分de名著「偶然性・アイロニー・連帯」

    NHK「100分de名著」という番組の2月のテーマはリチャード・ローティの「偶然性・アイロニー・連帯」であった。私はローティという哲学者のことは全然知らなか…

  • 遅ればせながら大台達成

    私は2015年7月から横浜市主催の「よこはまウォーキングポイント」運動に参加しています。(参照=>「来年の目標」) 当該記事を読んでもらえば分かるように、三…

  • 塩分の摂取コントロールはとても重要

    1月20日の記事にて、一次性ネフローゼ症候群については緩解したとのことをすでにお伝えしてありますが、まだまだ完治にはほど遠いのが実情です。2カ月ごとに経過観…

  • 実力も運のうち

    普通「運も実力のうち」という言葉はよく聞くが、「実力も運のうち」はあまり聞きなれない言葉である。実はこれはNHKの白熱教室で知られるハーバード大学のマイケル…

  • 寛解しました

    昨年の9月28日の記事(==>「難病に罹ってしまいました」)で、腎臓病に罹ってしまったことをご報告しましたが、1月18日の受診で主治医の先生から「蛋白/クレ…

  • この著しい不正義を黙って見過ごしてよいのだろうか?

    最近、2歳の女の子が米国における心臓移植に成功したというニュースが流れた。いたいけな少女がやっと人工心臓から解き放たれたと知って、何となく心が軽くなったよう…

  • 高額で契約するということがそんなに素晴らしいことなのか?

    大谷選手が10年間で7億ドルというでドジャースと契約したらしい。日本円に換算すると年俸100億円という途方もない金額が10年間保証されたのだという。日本のメ…

  • 笠置シヅ子に見る一流の矜持

    私は昭和24年生まれの団塊の世代である。で、昨今の朝ドラで話題になっている笠置シヅ子さんのことは小学生の時分から知っていた。と言っても、歌手としてではなくあ…

  • 分けると分かる

    先月は、「論理とはなにか? 」に始まる八回のシリーズで、ロゴス中心主義とそのアンチテーゼとしての仏教的中道思想について解説したつもりだったが、中心テーマにな…

  • 自分のだめさ加減を思い知らされる

      9月28日の「難病に罹ってしまいました」という記事で、腎臓病はわたしに向いてるというようないかにも達観しているような趣旨のことを述べた。なにしろ普段から、…

  • 性同一障害とはなにか? そんなものが本当にあるのだろうか?

    もう少し無常ということについて考えてみよう。なぜ仏教では世界は無常であるというのだろうか。多分それは、そう考えるのが自然だからだと思う。無常でないとするなら…

  • 空観から中道思想へ(前回記事からの続き)

    もう少し無常ということについて考えてみよう。なぜ仏教では世界は無常であるというのだろうか。多分それは、そう考えるのが自然だからだと思う。無常でないとするなら…

  • 【複製】ロゴス中心主義と仏教的無常観 (つづきのつづき)

    もう少し無常ということについて考えてみよう。なぜ仏教では世界は無常であるというのだろうか。多分それは、そう考えるのが自然だからだと思う。無常でないとするなら…

  • ロゴス中心主義と仏教的無常観 (前回記事のつづき)

    「言葉には指示対象としての意味はない」と言われても、大概の人はすんなりそれを認める気にはならないだろう。それは無理もないことである。誰もが「赤」という言葉に…

  • ロゴス中心主義と仏教的無常観

    いくら言葉を重ねてみても人の心は語りつくせねぇもんさ、そいつを口に出しちゃ味ない味ない。 by 長谷川平蔵(「鬼平犯科帳」より)  新約聖書「ヨハネに…

  • 不完全だからと言って、欠陥があるわけではない。

    前回記事に対して松川亜人さんという方から、不完全性定理が私たちの信念体系に脅威を与えているかのようなコメントを頂いた。不完全性定理については「すべての理論は…

  • 論理と理論

    (自分でも七面倒くさい話を始めたなと思い半分後悔しています。話が面白くないと感じた方は遠慮なく読み飛ばして下さい。本題はまだまだ先の方です。)  日本語の日常…

  • 論理とはなにか?

    「論理」という言葉は元々の日本語にはなく、英語で言う「logic」の翻訳語である。辞書で調べてみると、次のようになっている。  Oxford Languag…

  • 日本の看護師のモラルの高さ

    入院している患者は大抵不安を抱えているものである。それに、相部屋になっても隣の患者との会話というものもほとんどない。患者と言葉を交わす相手は看護師しかいない…

  • 難病に罹ってしまいました。

    マルクス・ガブリエルは「あらゆるものをその中に含んでいる一つの世界というものは存在しない。」と言う。少し注釈が必要だろう。彼は宇宙と世界という言葉を使い分け…

  • 「世界」は存在しない

    マルクス・ガブリエルは「あらゆるものをその中に含んでいる一つの世界というものは存在しない。」と言う。少し注釈が必要だろう。彼は宇宙と世界という言葉を使い分け…

  • 一日作さざれば一日食らわず

      百丈慧海禅師の有名な言葉である。とても有名な言葉なので、その言葉にまつわる故事は省略する。(その故事についての解説はこちらを参照してください==>「一日作…

  • 意味は言葉をすり抜ける?

      前回記事では私の表現方法がつたなくて、記事を読んでいただいた人になかなか意味が伝わらなかったような気がするので、もう少し言葉というものについて掘り下げてみ…

  • 「愛」が多すぎる?

    「らんまん」は植物学者・牧野富太郎先生の伝記をもとにした物語である。私は毎朝NHKでこのドラマを見ている。 が、少し気になるのはその主題歌のことである。やた…

  • 著しく正義に悖る

    いわゆる「袴田事件」の再審公判において、検察側は有罪立証する方針であるらしい。本日(7/10)中にもその方針が、再審公判が行われる静岡地裁に伝えるとみられて…

  • 禅的真理観

    一般に科学とは現象の背後にある真理を追究するものと考えられている。しかし禅仏教においては、「現前しているものそのものが究極の真理であり、隠されているものなど…

  • 【複製】日本・ハラスメント列島

    一般に科学とは現象の背後にある真理を追究するものと考えられている。しかし禅仏教においては、「現前しているものそのものが究極の真理であり、隠されているものなど…

  • 日本・ハラスメント列島

    有名な歌舞伎役者の一家心中が連日ニュースで取りざたされている。これまで行ってきたセクハラが週刊誌によって暴露されることを深刻に受け止めた結果、というようなこ…

  • 意識とは何か

    あるSNSにおいて、次のような質問を提示した人がいる。 「意識とは自分が作っているのではなく他人がいることによって作り出されるものなのでしょうか?」 質問さ…

  • 「後悔したこと後悔する」とはどんな意味?

    私は若い頃人生幸朗と生恵幸子師匠の夫婦漫才が好きで、よくラジオでそれを聞いていた。いわゆるボヤキ漫才というやつで、ネタはたいてい流行歌の歌詞に関するものであ…

  • Chat GPTの問題点

    チャットGPTというのが現在大きな話題を呼んでいる。質問を入力すると人工知能=AIが、自然な会話をするように答えてくれるのだそうだ。最近のAIの進歩は目覚し…

  • この子が良い

    一昨日(4/2)の東京新聞に俳優の美馬アンナさんの手記が掲載されていた。とても感銘を受けたのでご紹介したい。ちなみに美馬アンナさんは千葉ロッテマリーンズの美…

  • 「政治家の判断はそれ自体が政治性を帯びている」(グレッグ・ダイク)

    昨日(3/25)のTBS報道特集において、報道の政治的公平性について元BBC会長のグレッグ・ダイク氏の言葉が紹介されていた。  「あるニュースが政治的に公平で…

  • WBC狂騒曲

    WBCの最終戦の最後、大谷とトラウトの一騎打ちはとても見ごたえのあるものだった。クローズアップされた大谷の表情からその息遣いが伝わってくる。文字通り息詰まるよ…

  • 「総務省の行政文書がねつ造である」と当時の所管大臣が平然と言ってのける奇妙さ

    放送法が定める「政治的公平」の解釈 をめぐって国会が紛糾している。高市早苗総務相(当時)は2015年、放送番組が放送法の求めるとおり政治的に公平な内容かどう…

  • 理性と理由

    「理由」は英語で "reason" というのは大抵の人が知っていると思う。では「理性」を英語で何というかと訊ねられて答えることが出来る人はそれほど多くはない…

  • 戦争に行って一番おそろしかったこと、それは男のパンツを穿かされたことさ。

    アレクシェーヴッチの「戦争は女の顔をしていない」は、第二次世界大戦に参戦したソビエトの500人もの従軍女性へのインタビューの記録である。その中にとても印象深…

  • 時間は秒速1秒の速度で進む?

    アインシュタインが特殊相対性理論を発表してからは、時間の速度が一定ではないということが言われだした。高速度で飛ぶロケットの中では、地上よりも時計の進みが遅い…

  • あきれるほどの日本の政治の劣化

    ーー2月13日のヤフー・ニュースよりーー≪ 政府は、来年秋に現行の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化させる際、カードの取得が難しい高齢者や紛失した…

  • 納得できない責任の論理

    先月18日に福島第一原発事故に関して、業務上過失致死傷の罪で強制的に起訴されていた東京電力の旧経営陣3人に対して無罪判決を言い渡した。「巨大津波の襲来を予測…

  • 友よ水になれ

    昨夜(2/6)NHKの「映像の世紀バタフライエフエクト」という番組を見た。「バタフライ・エフェクト」というのは、エドワード・ローレンツという気象学者の「蝶が…

  • ダイバーシティとは掛け声ばかりか?

    性的少数者について「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ。」と発言した首相秘書官が更迭されるらしい。岸田首相は「内閣の考え方にそぐわない、言語道断の発言だ」と…

  • 日本歌謡曲と美空ひばりに関する論考

    「20世紀の世界三大歌姫はポルトガルのアマリア・ロドリゲス、フランスのエディット・ピアフねそれに日本の美空ひばりである」という説を聞いたことがある。残念なが…

  • 「なぜそれがあるのか?」という問いに答えてくれる学問は存在しない

    あるSNSの中で「なぜすべての物質に質量があるのですか? 」という問いかけをする人がいた。確かになんにでも質量がある。質量のないものって何だろう? 映画の映…

  • スピリチュアルについて

    先日地区センターの窓際で読書していたのだが、隣の私と同年配の男性の読んでいる本のタイトル「『あの世』の本当の仕組み」が目に入ってきた。最近はやりのスピリチュ…

  • 未だに同性愛を犯罪と見なす国がある

      2022年7月時点で、同性間の性的交渉を犯罪としている国は70カ国ある。しかも、そのうち12カ国は死刑、27カ国は禁錮10年から終身刑、31カ国が禁錮10…

  • 中道とはなにか

    私たちはものに対応して言葉があると考えがちであるが、ソシュールという言語学者は「言語が世界を分節する」ということを言い出した。もともと連続している世界を言葉…

  • ロゴス中心主義からの脱却

    西洋には論理と言葉に依ってすべて解明しうるという考えがある。それがロゴス中心主義である。「はじめにことばありき」の言葉とは「神の言葉」の意味であり、この世界…

  • 考えるということはどういうことか (抽象、論理、言語)

    あるテレビ番組を見ている時、数学とは何かということについて「数学とは違うものを同じと見なす学問である。」という説明がされていた。言われてみてなるほどと思った…

  • 水たまり

    下の写真がなんであるかお分かりだろうか? おそらくこれを見ただけでそれが何だか分かる人はいないと思う。   妻には、「自転車置き場の間のくぼ地にたまった水…

  • 来年の目標 「目指せ3千万歩」

    2015年から今まで約7年半の間「よこはまウォーキングポイント」というのに参加していて、12月25日現在で 27,418,192歩 に達しています。歩くと頭…

  • ジョニィへの伝言

    作詞家の阿久悠さんが、自分の作った歌出一番気に入っているのはどれかを尋ねられて、それは「ジョニィへの伝言」であると答えたらしい。それを聞いて私はとても腑に落ち…

  • 不殺生戒について考えてみた

    一般に宗教は神秘的なものと考えられている。人間の生死に関わることや世界の成り立ちに関わることを扱うからだろう。仏教においても、葬式を執り行ったり加持祈祷をし…

  • どんなくだらない平和であっても戦争よりまし

    一昨日(12/16)国家安全保障戦略などの安保3文書の改訂が閣議決定された。中国や北朝鮮を名指しでその脅威を謳っている。そして、解釈次第で「反撃能力」という…

  • こんなことでええのか?

    NHKの調査によれば防衛費増額に対する賛成は55%、それに対し反対は29%だという。その他の調査でも国民の大半は増額に賛成であるとの結果がでている。しかし、…

  • 流れ圜悟

    先日上野の国立東京博物館に見学に行こうとして果たせなかったことを記事にした(参照=>「久し振りの東京見物」)が、それは「流れ圜悟」というものを見てみたいと思…

  • 国民の税金使って、そんなことをやってええのか?

    ツイッターの中を覗いたら、共同通信の「防衛省、世論工作の研究に着手 AI活用、SNSで誘導」というニュースが大きな話題になっていた。  これのなにが問題かとい…

  • サッカーは人の心を揺さぶる

    サッカーほどいろんな能力を要求されるスポーツはないような気がする。力、スピード、技術はもちろんだが、広い視野を保ちながらダイナミックな状況判断を常に要求され…

  • 東京見物PARTⅡ(皇居編)

    仕事で東京に通っていた頃は味もそっけもない殺伐とした大都会だと思っていたが、先日神宮外苑や上野界隈を訪れて、東京はいろいろな風土に恵まれた美しい街であること…

  • 久し振りの東京見物

    昨日は急に東京国立博物館を見に行こうと思い立ち電車に乗り込んだ。この前に東京へ行ったのかいつか思い出せないほど久し振りのことである。この日は晴れのち曇りの天…

  • 「消費税上げるな」はワガママか?

    ホリエモンこと堀江貴文さんが「消費税を下げろ」と言う人に対して次のように言ったらしい。 「消費税あげるな、富裕層が負担しろ、移民は嫌だ。中国怖いから防衛費は…

  • 歌の橋と実朝

    先日、鎌倉の鶴岡八幡宮から杉本寺まで歩いていく途中で面白いなまえの橋を見つけた。下の写真を見て欲しい。   「歌の橋」とある。なんの変哲もない橋だがなかなか優…

  • 素朴にものを見るということ、比較しないということ

       前回記事において実存的視点と客観的視点について述べたが、その違いは比較するかしないかということにあると思う。実存的視点というのはただ素朴に世界を見つめる…

  • 今、ここ、私、そして実存

    「私は今ここにいる」という言葉は、誰がいつどこで言っても正しい言葉すなわちトートロジーである。トートロジーは情報としてはなんの意味をも含んでいない。試しに、…

  • 祭りの喪失

    韓国の梨泰院(イテウォン )で154人もの若者が圧死してしまうという恐ろしい事故が起きてしまった。現代の若者は他人とのかかわりを持ちたがらないようにも見受けら…

  • 自分で何を言っているか分からない時がある

    ヴィトゲンシュタインによれば「哲学上の問題のほとんどは言語に対する無理解からきている」らしい。彼の投げた一石はやがて「言語哲学」となって20世紀後半の哲学界…

  • 著作権と表現者の問題

    音楽教室のレッスンで講師や生徒の楽曲演奏から著作権使用料を徴収するのは不当だという判決が最高裁で下された。ヤマハ音楽教室などの事業者が日本音楽著作権協会(J…

  • 朝令暮改のどこがいけないのかを考える

    【岸田首相は18日の衆院予算委員会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題に言及。宗教法人法に基づく「質問権」を行使することについて、解散命令請求が…

  • 源実朝と興国寺

    興国寺というのは紀州・由良にあるかつて日本三大禅道場とも謳われた臨済宗の鷲峰山興国寺のことである。もとは高野山の金剛三昧院の別当である願生が源実朝の菩提を弔…

  • 天才子役

    最近は毎朝NHKの朝ドラを視ては泣いている。「舞い上がれ」の主人公を演じている9歳の子役・浅田芭路(あさだ・はろ) さんがとても可愛くて演技が上手だ。演技…

  • Jアラートって、なんだかちょっと恥ずかしい

    昨日Jアラートが5年ぶりに発信されたが、最初に北海道と東京都の島しょ部に発信されたのが午前7時27分のことだという。私の記憶では、かなり長い間テレビのアナ…

  • 仏教と呪術

    呪術というのは「超自然的な方法によって意図する現象を起こそうとする行為,信仰,観念の体系の総称。 (コトバンクより)」 である。宗教と呪術の位置はとても近…

  • 信仰は必要か?

    結論から言うと必要だと思う。と言うか、人は必ず何らかのことを既に信じている。誰もがなにかを信じないでは生きられないのである。「私は唯物論者だから非科学的なこ…

  • テロは絶対に許してはいけない‥‥

    安倍銃撃事件が発生した時、「民主主義への挑戦」という言葉が飛び交った。事件直後には自民党の政治家は口々にその言葉を発していたように記憶している。彼らはこの事…

  • 去るものは去らず

    「去るものは去らず」とは、古代インドの哲学者龍樹(ナーガルジュナ)の著書「中論」の中に出てくる文言です。龍樹は大乗仏教の祖ともいうべき人で、大乗仏教の広まっ…

  • 統一教会と日本の政治の闇

    自民党の旧統一教会との関係の「自主点検リスト」が物議をかもしているが、問題となっていることのポイントがずれているような気がしてならない。 茂木幹事長によれば…

  • 美について

    日本人は西洋人に比べて抽象的な思考が苦手である、というようなことが言われることがある。本当のところはどうかということはなかなか言えないような気がするが、江戸…

  • 人は老いると小さくなる?

    就学や就職で一旦故郷を離れた後に久し振りに帰省すると生まれ育った町が小さくなったと感じる、それはほとんど誰もが経験することらしい。道幅は狭く、通い慣れた学校…

  • 脱構築と中庸

    前回記事ではジャック・デリダという哲学者をとり上げたが、彼の哲学は脱構築であると言われている。一般に西洋思想は言語と論理により真理を究めようとするロゴス中心…

  • 思考と言葉について

    あるSNSで「言語は思考の最小単位ですか?」というようなことを誰かが言い出した。私たちが普段ものを考える時には言葉で考えているように思えるから、このような問…

  • 永劫回帰と無常

    永劫回帰(永遠回帰とも言う)というのはニーチェの考えだしたことである。彼はこの世界が有限であると考えていた。世界が有限であれば、その世界を構成している要素も…

  • 世界はなぜ無常なのか

    この世はなぜ無常なのか? その問いに答えることは簡単である。それは神様がいないからだ。もし、ユダヤ・キリスト教のいうような超越神があるならば、神の意志による…

  • 不立文字の現代的な意義について再考してみる

    禅仏教では不立文字とか教外別伝ということがよく言われる。それでWikipediaで調べてみたのだが、その説明の中の次の一文が少し気になった。 【「文字(で書…

  • まず生き残るべき

    ロシア軍によるキエフ総攻撃は時間の問題であると言われている。このままウクライナ側が徹底抗戦を続ければ、280万都市が焼け野原になってしまう。今までとは別次元…

  • ロシア 虚偽報道禁止法案を可決 - 空しい言葉の持つ力について考える

    言葉はいい加減なものである。いい加減だが力を持つのでやっかいなものでもある。言葉は時には論理と一体であるかのごとく振舞うが、実のところ論理に言葉を矯正する力…

  • プーチンの本当の狙い

    世界中の人々が固唾を飲んで見守っている最中、恐るべき非道な蛮行が正義の名において堂々と行われている。目の前で多くの人々が大変な難儀に見舞われているのに、私た…

  • ウクライナに平和を!

    30年ほど前、フランシス・フクヤマの「歴史の終わり」という本が世界中で話題になったことがある。政治イデオロギー面の対立においてはすでに決着がつき、「リベラル…

  • 自分を超えることは出来ない

    自分が馬鹿か利巧かと自問すれば、大抵の人はどちらかと言えば利巧であると思っているのではないだろうか。それは至極当然と言えば当然のことである。人は自分が分かる…

  • カブトムシの箱 - 「ミステリと言う勿れ」

    月曜日の9時からのドラマで「ミステリと言う勿れ」というのがある。ストーリーの展開がちょっとミステリアスで面白いので毎週見ているのだが、今回の話の中で「カブト…

  • 中庸ということの大切さ

    私は1960年代の終わりから70年代の前半にかけて学生時代を過ごしている。いわゆる学生運動が盛んな時代でもあった。私自身は典型的なノンポリ学生であったが、お…

  • 石原慎太郎氏逝く

    このブログを読み続けてくれている人なら、私が石原氏とは相容れない信条の持ち主であることをご存じだろうと思う。思想信条だけでなく、いろんな面で彼と私は対照的で…

  • 「私」の概念規定は?

    「私」とは何だろう? 問うている意味がわかりにくい問でもある。「『私』って私に決まっているじゃない?」と言いたくなるのも分かる。辞書で引けば、「〖代〗自分自…

  • 空とは概念の解体である

    海の景色はどこもよく似ている。砂浜や磯があって、そこに常に波が打ち寄せている。波打ち際では、海水がひいては打ち返すということが延々と繰り返されている。この同…

  • 「概念」について考えてみた

    「概念」でググってみると次のように説明されていた、 同類のもののそれぞれについての表象から共通部分をぬき出して得た表象。 対象を表す用語について、内容が…

  • 何を信じるかそれが問題だ

    私たちは何かを信じて生きている。それは間違いのないことである。デカルトは「少しでも疑いうるものはすべて偽りとみなしたうえで,まったく疑いえない絶対に確実なも…

  • 男のロマンか金持ちの道楽か?

    昨年の暮れに前澤友作さんという人が宇宙旅行をしたということが世間の話題となった。民間人が自費で宇宙旅行することの意義についてだが、とても夢のある話として評価…

  • 疑似問題について

    前回記事では疑似問題というものをとり上げた。問題としての体裁は整っているが、実はそれには回答がない。なにを問うているかが分からないのである。なぜそのような問…

  • 実存の不安と無記

    実存とは「現実存在」のことである。端的に言えば、私が今現実にここにこうしていることである。 それがどうして不安なのか? 不安など感じたこ…

  • 思いを言葉にする。思いが言葉に引きずられてはならない。

    先日(12/7)のNHKの「プロフェッショナル/仕事の流儀」という番組を見たら、俳句の夏井いつき先生が次のようなことを仰っていた。 ≪ 自分の為に俳句を書く…

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