うすく赤めく 冬の朝大坂峠の 霧をぬう薄明またたく 後尾灯彼(か)は誰(たれ)か はた我か
今日もいつもと同じ朝時間通りに起きて 仕度して 食事して 家を出る今日もいつもと同じ朝を過すでも、いつもと同じ朝の光りが本当にまぶしいいつもと同じ冷たい空気が…
私は無宗教だ。でも、神社や寺に初詣に行く。クリスマスパーティもそれなりにやる。子供が産まれたらお宮参りに神社へ行く。葬式にはお坊さんが来る。幼稚園はカトリック…
天気が悪いと頭が痛くなる気圧が僕の頭をギリギリと締め上げるそんな時、ふと思う孫悟空の頭のわっか僕はいったいどんな悪さをしたというのか
ひどい目にあって、心を打ちのめされても、それでもみんな生きている。死の谷のギリギリの縁で、それでも体は、目は、前を向いている。谷を向くといっきに落ちてしまうか…
明け染めるかなたの空を見つめ、二人はその日、昔の思い出が光を浴びてキラキラと輝いていく風景に、身をゆだねていた。光集まる水平線から、あふれ出たオレンジは、世界…
日中の残暑はいまだに残るものの、夜になると秋風の爽やかな涼しさが心地よい9月。いつものように仕事を終え、帰宅すると、早速ランニングウェアに着替える。適度なスト…
まだ寒さの残る4月下旬の夜8時。ジョギングを終え自動販売機でコーラを買っていた私の後ろで声がした。久しぶりに会ったであろう女子高生。お互いの学校の確認をし特に…
妻よ何度言えば分かるのか「脱いだストッキングは元に戻して洗濯機に入れなさい」裏返して洗濯されたストッキングは効率が悪い干す時に元に戻すのかたたむ時に元に戻すの…
キラキラと輝く雨の中をひとり赤い赤い傘をさしてあるく虹色の服に身を包みまるでその風景はステンドグラス大事に大事に壊れないようにそっと
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