イケメン晃が凶美少年・旬の起こす事件に泣き騒ぐ物語。部分的BL。嫌々男に可愛がられるクリス君ほか
「凶美少年の甘い蜜は媚薬・麻薬・毒薬」終わりました〜。「デモンドリーム・マンハッタンの悪夢」はじめま〜す。「さあ世界を征服しよう!」のほぼ続編になりますう。先が見えたら更新というスタイルになりますが、どうか見捨てないでね〜〜。オネガイ〜〜〜。
万里子を見つめる旬はとても大人っぽく見えた。 「バカなことするな万里子。」 「旬…。」 万里子は優しく微笑み、目を閉じた。 育てなくてごめんね…。悪いママでごめんね…。
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー588 どうして旬がいるの?
そうして旬自身も頭を上にして万里子を抱いた形で地上にあと4mという高さでぴたりと静止した。腕の中の万里子は気絶している。むしろその方がありがたいと旬はホッとした。そうしてふんわりさっきのビルへ上がって行った。黒いスーツの少年が万里子を助けて
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー587 この世界に生きる価値はない
万里子が地上に落ちて余りにも衝撃を受けたクリスは気絶したマイケルの身体から抜け出して霊の姿で万里子を追って下へ飛んだ。レオンもまたクリスの肉体を飛び出して万里子に追いつこうと飛んだ。万里子がいなければもうクリスの肉体など要らないのだ。クリス
クリス…。 万里子の声でクリスは朦朧とした意識で目を開けた。 万里子がクリスを見つめている…。 しかし万里子の目に映っているのは万里子にとっては見知らぬ男はず。 でも万里子は涙を浮かべて見
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー585 身を犠牲にしてくれた人
凄まじい異音と煙、ヘリからはがれた鉄とコンクリの破片が散乱して辺りは静かになった。胴体着陸になったへりの激突で屋上は破損したがなんとか落ちずに止められた。そうしてヘリと屋上の縁の間に挟まれてマイケルは息も絶え絶えに呻いた。不時着の寸前ヘリの
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー584 耐えろ―――!!
「バカ、てめえその体で止められるかよ。下がれ!!」 晃が叫んでもクリスは目の前に迫るヘリを受け止めようと待ち構えた。 「断る!一人ではヘリが左右どちらかに傾いて衝撃でマリコが死ぬ!」 晃はクリスの指摘にハッとした。
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー583 力を合わせて二人を救え!
「アキラ!私のモンスターはもう遠くには飛べない。だがお前のモンスターなら出来る。私がお前を放り投げるからお前は向こうのビルにジャンプして蹴り上げてこっちに戻り、その反転の力でヘリを背後から押せ!角度が上手くいけばここにヘリを下ろせるはずだ。
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー582 旬と万里子が死ぬ…!!
ヘリが頭を下に逆さになり、旬がその下で抱えて逆立ちしたヘリのバランスを取っている。もうこれで落ちないのが不思議な状況だ。ヘリの中ではハーバートと万里子を守って抱きしめているレオンが前にのめり、レオンと万里子の二人をハーバートが全力で抑えてい
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー581 秒で変わる生と死の境
「よし、一緒にヘリをあのビルの屋上に下ろそうシュン。」ロバートは自分のエネルギーを切り、ロバートの声が聞こえない旬も電源を弱に落として着地準備をした。旬はヘリの下で支えていてヘリの中からは誰かが支えているのは見えていない。ヘリの中ではハーバ
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー580 晃とクリスの和解
晃はクリスを振り向き睨む。マイケルの肉体に重なってクリスの姿が晃には見えている。同じくクリスも晃の姿が見える。晃にとって自分を殺した仇で、万里子の愛を手に入れた恋敵。だが、手を伸ばした。「止めても無駄だろ?俺が放ってやるからお前も頑張って隣
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー579 電流が全然足りない!!
屋上になんとか上がる直前、晃操るマークが腕を出して捕まるようにクリスに促した。「どうせ来ると思ってたよ。」「すまない。」屋上に昇って晃とクリスは光のドームを背に落ちて来るはずのヘリを見上げた。「何故…まだヘリが落ちて来ないんだ
「ヘリがああ!落ちて来たああ!」晃の悲痛な声を聞いて、呻きながらクリスも窓に這った。「う、うう、…!」一旦空港を目指してかなり上に上がったヘリだったが向きがぐるりと回るようにしながらもしかしたらエンジン不良でどこかに着地しよう
デモンドリーム・マンハッタンの悪夢ー577 ボクらを守れ!!
高層ビルからモンスターがジャンプできないくらいの高さに一気に上がってこの高さを維持して空港に進めば完全勝利だとレオンが笑みを浮かべたがヘリは高度は上がったが全然進まない。ハーバートが下を見てもさっきの高層ビル群の上で止まっている。「どうして
「ブログリーダー」を活用して、エンムさんをフォローしませんか?