◆<東京新聞社説>旧統一教会 解散請求、粛々と進めよ
旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の解散命令請求に向けた文部科学省の調査が続いている。長期化している感は否めないが、手続きを粛々と進めるべきだ。高額献金など教団の問題が再び浮上したのは、昨年七月の安倍晋三元首相銃撃事件がきっかけ。岸田文雄首相が同十月、裁判所への解散命令請求に向けた調査を文科相に指示し、所管する文化庁が教団や信者の不法行為を認定した二十二件の民事判決を根拠に宗教法人法に基づく質問書を同十一月から計六回教団側に送った。被害者らからの聞き取りなどが長引き、解散命令請求には至っていないが、事件後も教団の活動実態は変わっていない。今年五月には韓国と日本で合同結婚式を開き、東京都多摩市では購入した土地に研修施設の建設を計画し、地元の反対を無視して既存施設の解体を始めた。宗教法人格の剝奪を意味する解散...◆<東京新聞社説>旧統一教会解散請求、粛々と進めよ
2023/07/14 11:10