「パッとしない子」
標題の小説は、辻村深月さんの短編集の中の1編だ。ビックリした、衝撃だった。読むのは遅い方なので、「ツナグ」で知ってから少しずつ読んできた作家さん。単刀直入、ズバリと核心に爆弾を落とされた気がした。ネタバレになるので、詳しくは書かないけど。 私はどうだろう?と考えさせられた。こんな人、居るよね、とも思った。たくさん、居るいる。でもなあなあでスルーしちゃうよね。ここまでハッキリ言えるのは、ある意味、代弁してくれてるようで、胸がスッとする。言う方なら。言われる方なら?うわっ、やめてーやわ。 仕事で色んなことがあって、ちょっと落ち込んでた。相手の人に、こんなふうに言えたらな。現実にはムリだ..
2023/06/18 11:42