久慈川を考える②

久慈川を考える②

カワウについては平成19年3月定例会でも質問をいたしました。しかし,当時と比べるとその被害はより進んできているのではないでしょうか。なぜならば,川に魚影が全く見当たらないということを最近よく聞くからであります。全国的にカワウによる漁業被害が叫ばれる中,ようやく狩猟対象鳥になったものの,ハクビシン同様,狩猟家からは敬遠され,一向にその数が減らないのが現状であります。平成17年の統計では県内のカワウの生息数は約3,600羽,関東全域では1万7,000羽となっており,1羽が1日に捕食する魚の平均重量500グラムを掛けると,まさに膨大な量の被害になってしまうわけであります。平成17年統計で茨城県でも総被害量は247トンということであります。これをアユの魚価で計算すると約3億円から4億円,そのくらいの被害になるわけであり...久慈川を考える②