国指定史跡 熊本藩川尻米蔵跡 (熊本県熊本市)
今回は熊本県熊本市川尻にある国指定史跡熊本藩川尻米蔵跡に行ってみた。熊本藩川尻米蔵跡は、江戸時代に熊本藩の年貢米の集積・搬出の拠点となった米蔵の跡である。江戸時代には熊本藩によって9棟の米蔵が建てられたが、現在まで残っているのは幕末の1847年に建造された東蔵(約620㎡)と西蔵(約205㎡)の2棟のみで、東蔵は国の史跡としての価値や川尻の歴史を伝える展示施設、西蔵はイベントなどを行う交流施設となっている。東蔵では熊本藩主・細川家の家紋があしらわれた瓦や、緑川流域の耕地の広がりが分かる絵図などが展示され、年貢米の集積地として栄えた歴史を学ぶ事ができる。東蔵内部は展示施設になっている。川尻は薩摩街道を熊本城下から南下する際の最初の宿場町であると共に、緑川の支流である加勢川に面しており、水運を利用した物流拠点...国指定史跡熊本藩川尻米蔵跡(熊本県熊本市)
2024/01/17 22:00