今泉製鉄跡 (熊本県八代市)
今回は、熊本県八代市にある、県指定史跡「今泉製鉄跡」に寄ってみた。「今泉製鉄跡」は江戸時代末期から明治時代前期頃まで稼働した製鉄所の跡のようだ。生産規模や運営形態など不明な部分は多いが、球磨川の水運と豊富な木材資源を利用した産業遺跡として貴重なことから熊本県の史跡に指定されている。国道219号沿いにあり、すぐ横を球磨川が流れている。この空き地が製鉄所の跡のようだ。熊本県指定史跡昭和57年8月28日指定今泉製鉄跡今泉製鉄跡は、江戸時代末期の嘉永2年(1849)に操業を始めた八代城の御用製鉄所の跡です。ここで生産された鉄は、刀剣や鉄砲の製作に使用され、また、八代城下の商人を通じて長崎方面へ出荷されていました。この遺跡一帯は、古くから鉄山床地(かねやまとこち)と呼ばれ、昭和53年(1978)の発掘調査によって、...今泉製鉄跡(熊本県八代市)
2022/12/16 22:00