なぜ○○は今、スタートアップの祭典に出るのか? Slush Tokyo 2019
広告業界から事業会社に移り、いくつかのプロダクトをスタートアップした後、再び広告業界に戻った立場でSlush Tokyoに初参加し感じたのは「なぜ○○○は今、スタートアップの祭典に出たのか?」ということでした。 スタートアップがスタートアップの祭典に出て自身のプロダクトを紹介する、ディスカッションで磨く、投資を募る。または例えばAmazon(ビジネス)のようにスタートアップをターゲットとする企業がスタートアップの祭典に出ることはよくわかります。 ただ今回Slush Tokyoに参加して感じたことはそれ以外の理由がありそうだということ。すなわち、なぜパナソニックは、なぜ小池百合子は、なぜ地方都市(福岡、仙台、横浜、沖縄)は・・・今、スタートアップの祭典に出たのか?ということでした。 Slush Tokyo 2019に参戦、パナソニックの若き挑戦者たち 社内ではなかなかできない経験、各チームには体験することが貴重な経験になると考えています。想定顧客やスタートアップ企業、投資家などの共感を得ることで、パートナー探索のきっかけづくり、将来のキャリアビルディングや事業開発につながります。 小池都知事「起業家精神が東京をブーストする」 2016年から、私は東京都知事として産業の可能性を広げるため、そして東京を世界の中心にするために、様々な努力をしてまいりました。その中で、起業家精神こそが東京の産業を促進してくれると気づきました。 イノベーションこそが都会の課題を解決し、あなた方のような素晴らしいアイデアとテクノロジーを持った、やる気に満ちた起業家が社会を変革へ導くと信じています。 スタートアップが生み出すプロダクトは今まで誰も思いつきもしないような強大で驚愕するようなものではなく、何かをちょっと良くするものだと思います。 そのちょっと良くするものが一つだけだったらほんのちょっぴりの話しになってしまいますが、数百・数千・数万のほんのちょっぴりが同時多発的に発生することで10年かけて世の中が変わっていくことが大事なんだと言われているような気がしました。 東京都や地方都市であればそれが自分たちの地域でありたいと思うでしょうし、ただでさえどこもかしこも人手不足の人口減少の中で最近の資金潤沢なスタートアップとの人材獲得競争にさらされている企業の課題もあると思います。
2019/02/25 22:49