まひるの月(24)

まひるの月(24)

異様な空気に包まれた店内を、ハンバーグを待たず出た。 汐里も、とても食事を続ける気にならなかったようだ。 お互い無言のまま、車へと乗り込んだ。 あれを狂気というのだろうか。 復讐とは、殺すだけでは、な