始まりのない恋の終わり
恋の終わりのその瞬間は いつも出会った頃のときめきによく似て心臓が一度 「トクン」と音を鳴らすあの夏の海のさざなみのように ゆるやかで静かに 滑るように見つめ合う 二人微笑みを返す 男と女君の背中に手を回しても君が見つめる瞳の先に 僕が存在しないように蜉蝣が飛ぶ 鈍色の空の下大地は震え 君の声も届かない少しだけ冷たい君の右手が僕の頬を撫でる始まりのない 恋の終わり蜉蝣が飛ぶ 鈍色の空の下大地は震え...
2016/04/28 13:29
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