第12章
彼女の名前は「美由紀」 前の付属先のアルバイトをしていた子がたずねて来た 「久しぶりですね」 彼女は、時間があったらしく仕事が終わるまで待っててくれた 私は彼女と食事というか 飲みに行き、たわいもない話で盛り上がった 最終電車が近づく頃 私は 「時間大丈夫なの?」 いつもの感覚で聞いた 返答は 「大丈夫ですよ」 彼女から笑顔で言われた 昔は飲酒運転がさほど厳しくなく 「そうなんだ」 と返してしまった 「車で送れないよ」 「わかってます」 その返答に私は戸惑った 「一人になり..
2008/10/28 18:15