水の臨調 20話
「じゅじゅ君ってさ」「……なんだ」「あきちゃん以外で大切にしたい人っている?」「……」緑が広がる丘の上で、じゅのは一人の人物と一緒にいた。白い肌に同じ色ワンピースを着た、可愛らしい少女。「いきなりどうしたんだ、ルシナ」「いやあ、じゅじゅ君の恋愛模様を知りたくって」「……お前はまずは、クロトとの恋愛模様をどうにかしろよ」「なんでそこでロト君出すの~!」顔を真っ赤にして恥ずかしがる少女に、じゅのがクスリと笑った。「もう、はぐらかさないでよね!」「あえて、はぐらかせてもらった。俺の事はいいから」「だーめ!じゅじゅ君いっつも自分の事後回しにするんだから。私の相談のってくれてるから、今度はのる番だよ」「のる番って。お前に相談することはないぞ?」「恋愛があるでしょ、恋愛!恋愛以外は聞かないからね!」「勝手だなおいっ」話して...水の臨調20話
2014/07/03 00:19