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「運転上手いんだね」「普通だと思うよ(笑)」第三京浜を抜けた後はどこへ向かっているのかわからなかった。「ねぇ、藤原君は遅くなっても大丈夫なの?」「もう、28ですからね(笑)門限もないですし」「そうじゃなくて、彼女とか…大丈夫なのかな?と思って」「
2007/12/18 04:00
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「今日は本当にありがとうございました。」丁寧にお礼を言ってドアに手をかけた時、彼が私の腕を軽く掴んで言った。「やはり、真っ直ぐ帰っちゃうんですね…。」彼があまりにも寂しそうに言うので、私はとっさに「海までドライブでもしますか?」と、言っ
2007/12/07 02:28
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「あ~良かったぁ。気がつかれましたか?」藤原君が心配そうに顔を覗き込んでいた。「ここ何処?」「僕の部屋です。ごめんなさい、嘘です(笑)保健室みたいな部屋ですね。」「こちらこそ、ごめんなさい。迷惑かけちゃって・・・。」「いえいえ、大丈
2007/12/06 23:33
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クロールを300メートル、平泳ぎを300メートル。三年振りのスイミング。いきなりがんばり過ぎたらしい。水から上がると足がガクガクした。プールサイドの低温サウナで身体を温めていたら、ガラス越しに私を見つけて藤原くんが手を振っている。服を着ている時は
2007/12/01 01:23
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嫌々通い始めたスポーツクラブにも慣れた頃。帰り際、出口のところであの青年に呼び止められた。「神谷さん。どうですか?やってみませんか?」手に持っていたのはスキューバダイビングのチラシ。「でも、私、泳ぎに自信ないし・・・」「泳げなくても全然大
2007/11/30 03:30
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部屋を一歩出たところで案の定、苛々しながら待っていた夫。「何やってんだ!早くしろ!」「…ごめんなさい」いいのに…別に待ってなくても。優しさで待っていたわけじゃないのは百も承知だけど、これ以上不機嫌にさせたら後がやっかいなので、夫の機嫌をとりな
2007/11/29 15:47
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雲ひとつない青空と新緑のコントラストは宝石のようで、私を音のない想像の世界に引きずり込んでいく。あーこのまま時間がとまればいいのにな・・・。出来ればこの景色の一部になりたいな・・・。真っ赤な鳥や黄色い林檎なら映えるかな・・・。こんなふう
2007/11/28 01:49
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「受け付けの済んだお客様はこちらへどうぞ」声の先には海を思わせるような凛とした眼差しを讃えた青年の姿があった。「はい」夫が青年に返事をしたあと、顎の先をクイッと上げるように私を見た「先に行け」ということだ。案内された部屋に入るとすでに20人以上
2007/11/26 01:08
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