競馬の世界について

ヤマニンゼファー、5歳～引退まで

1993年緒戦のGIIマイラーズカップはニシノフラワーにまたしても敗れ2着。 自身にとっては最後の関西への輸送競馬となりました（ヤマニンゼファーを管理した栗田博憲調教師は、ヤマニンゼファーは輸送競馬が苦手だったと後に語っています）。 中1週で挑んだGII中山記念では、初経験の1800mをムービースターの4着。 そして次走、昨年3着の京王杯スプリングカップで約1年ぶりに勝つと、その勢いでこの年外国…

2009/01/28 01:19

20世紀の名馬、ヤマニンゼファー

◎ヤマニンゼファー 牡・鹿毛 1988〜 サラブレッド 父 ニホンピロウイナー 母 ヤマニンポリシー 生産国・日本（錦岡牧場・北海道新冠町） 戦績・・・20戦8勝 主な勝ち鞍・・・安田記念・天皇賞（秋）・京王杯スプリング…

2009/01/13 22:34

アイネスフウジンのエピソード

・もともと祖母のムツミパールには長距離型の種牡馬をつける予定でしたが、スピード豊かなテスコボーイが種付けされて生まれたのが、母のテスコパールでした。 数年後、繁殖に回ったテスコパールには、もともと祖母のムツミパールに交配する選択の一つだったシーホークがつけられ、生まれたのがアイネスフウジンです。 ・日本ダービーの当日単勝オッズはメジロライアンが1番人気。 アイネスフウジンは3番人気でした。 …

2009/01/13 07:18

20世紀の名馬、アイネスフウジン

◎アイネスフウジン 牡・黒鹿毛 1987〜2004 サラブレッド 父 シーホーク 母 テスコパール 生産国・日本（中村幸蔵・北海道浦河町） 戦績・・・8戦4勝 主な勝ち鞍・・・朝日杯3歳ステークス・東京優駿（日本ダービー）…

2009/01/12 17:11

キーストンの悲劇

6歳から種牡馬入りすることが決定していたキーストンは現役最後のレースとして大レースである有馬記念ではなく地元阪神競馬場で開かれる阪神大賞典（2007年現在の3月開催の芝3000mと異なり当時は12月開催の芝3100m）に出走し、5頭立ての少頭数ではありましたが、堂々の1番人気に支持されていました。 キーストンはいつものようにスタートから快調に逃げ続けました。 4コーナーを回った時点では、他馬に差…

2009/01/08 21:24

20世紀名馬、キーストン

◎キーストン 牡・鹿毛 1962〜1967 サラブレッド 父 ソロナウェー 母 リットルミッジ 生産国・日本（高岸繁・北海道浦河町） 戦績・・・25戦18勝 主な勝ち鞍・・・東京優駿・弥生賞・京都杯・金杯（西） 特に重、不良馬場では6戦5勝2着1回（東京優駿（日本ダービー）、菊花…

2009/01/08 09:21

サッカーボーイ引退後

引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りしました。 その際に「内国産種牡馬は繋養しない」という方針を貫いていた当時の社台ファーム総帥吉田善哉と、「サッカーボーイは種牡馬として絶対に成功する」と主張した吉田勝己（吉田善哉の次男）の衝突がありました。 当時の社台スタリオンでは四冠馬ミスターシービーを唯一の例外として、当時の社台生産馬の出世頭だったアンバーシャダイですらグループ外の牧場に繋用…

2009/01/07 21:25

サッカーボーイとオグリキャップ

サッカーボーイが夏に快進撃を続けている頃、同期のオグリキャップが高松宮杯、毎日王冠で古馬を撃破する快進撃を続けていました。 オグリキャップがマイル路線を進んでいればマイルチャンピオンシップでの対決もあったかもしれないのですが、オグリキャップは天皇賞（秋）からジャパンカップと進んだため、結局両馬は、共に適距離とは言い難い有馬記念まで対決する事はありませんでした。…

2009/01/07 14:41

サッカーボーイの4歳時

サッカーボーイは自身の強力な脚力のために裂蹄を起こしやすいという欠点をかかえていました。 弥生賞で3着に敗れると、石を踏んでさらに蹄が悪化、蹄が感染症にかかる飛節炎を煩い、予定していた皐月賞を回避。 ここでサッカーボーイ陣営は日本ダービーに間に合わせるため飛節炎の治療を急ぎ、抗生物質を大量に使用、その影響からか体調が悪化してしまいました。 それでも陣営はダービーを目指すため調整し、内山騎手…

2009/01/06 20:34

20世紀の名馬、第70位・・・サッカーボーイ

◎サッカーボーイ 牡・栃栗毛 1985〜 サラブレッド 父 ディクタス 母 ダイナサッシュ 生産国・日本（社台ファーム白老・北海道白老町） 戦績・・・11戦6勝 主な勝ち鞍・・・マイルチャンピオンシップ・阪神3歳ステークス・中日スポーツ賞4歳ステークス・ス…

2009/01/06 09:30

ナイスネイチャ引退後・・・

引退後は種牡馬入りしました。 種牡馬としても既に引退していますが、産駒の1頭セイントネイチャーは中央競馬で3勝を挙げるなど活躍しました。 1999年には、日本中央競馬会（JRA）が拡大二連勝複式（ワイド）馬券の販売を開始した際のキャンペーンキャラクターにも起用されました。 これは当時の競馬ファンの間で「ナイスネイチャといえば3着」とい…

2009/01/05 15:03

20世紀の名馬、第71位・・・ナイスネイチャ

◎ナイスネイチャ 牡・鹿毛 1988〜 サラブレッド 父 ナイスダンサー 母 ウラカワミユキ 生産国・日本（渡辺牧場・北海道浦河町） 戦績・・・41戦7勝 主な勝ち鞍・・・京都新聞杯・鳴尾記念・小倉記念・高松宮杯 GI戦線で長らく活躍しブロンズコレクターとして人気を博しました。 有馬記念で3年連続3着したことで知られています。 …

2009/01/05 07:39

エアジハード5歳から引退まで

5歳、陣営は安田記念を前半シーズンの最大目標とし、それまでに2回レースに出走させることにしました。 休養明け初戦の谷川岳ステークスでは早めに先頭に立ったものの手前を変えることができず、ゴール前で交わされ僅差の2着に敗れてしまいました。 2走目の京王杯スプリングカップでも先行策から直線で抜け出しを図ったもののゴール前でグラスワンダーに交わされ2着に敗れました。 これらの敗戦を受けて安田記念では脚…

2009/01/04 22:22

20世紀の名馬、第72位・・・エアジハード

◎エアジハード 牡・栗毛 1995〜 サラブレッド 父 サクラユタカオー 母 アイシーゴーグル 生産国・日本（社台ファーム・北海道千歳市） 戦績・・・12戦7勝 主な勝ち鞍・・・安田記念・マイルチャンピオンシップ・富士ステークス 1997年12月の3歳新馬戦で…

2009/01/04 10:27

ダイタクヘリオスのエピソード

・35戦して1番人気に6回なるものの、1着は3歳時の条件戦での1回だけで、あとの9勝は全て2番人気以下でのものとムラっ気が強かったダイタクヘリオス。 このため、「オッズを見る馬」と称されました。 穴馬党には馬券購入においても根強い人気があり、実際5歳になって以降（1991年以降）ダイタクヘリオスが出走したレースはこの馬の勝敗を問わず全て1番人気が敗れているのが特徴です。 ・一般にパドックや…

2009/01/04 07:50