日銀総裁人事で円安…の違和感
先週2023年2月3日金曜日の米・雇用統計は正直なところビックサプライズもいいところでした。20万人の増加が経済拡大の分岐点だと言われる中、50万人超の増加というのは相当な事でした。ですから、本日の本邦報道にも随分注目していたのですが、朝からどのTVチャンネルも、今日のタイトルにあったように、円安要因を日銀総裁人事に絡めて報道していました。確かに、ユーロやポンドなどのメジャー通貨の対ドル相場は、先週末の終値からさほど乖離はしていない中、円だけが1円以上も窓を空けて今週の始値を迎えましたから、確かに何かが作用していたというのは真実でしょう。こんな時だからこそ冷静に考えたいのですが、他のメジャー通貨であるユーロとポンドは、アメリカの利上げに追随する形で既に利上げスパイラルにあり、先週木曜日までは底堅かった理由...日銀総裁人事で円安…の違和感
2023/02/07 00:12