「表現」行為のあまりにも狭い理解、道学者然たる塩川議員の発言
18日の衆院本会議で、れいわの櫛渕万里議員が投票のため壇上に登った際、「与党も野党も茶番」と書かれた紙を広げた行為に対する懲罰動議が、25日、衆議院本会議で可決された。立憲までこれに賛成するなど、全く不当なことだが、より我慢がならないのは、賛成はしなかったものの、共産党までが櫛渕議員を批判していることだ。(写真はテレ朝ニュースから) 26日の赤旗に、25日の衆院議院運営委員会での同党の塩川鉄也議員の発言が載っている。曰く、投票のための壇上で「与党も野党も茶番」と書かれた紙を広げた行為は許されない、壇上は言論と表決の場であることを踏まえるべき、と言う。 これは「言論」と言う言葉を余りに狭く解釈した議論だ。実際過去に、議場内で野党議員がバナーを掲げた行為はいくらもある。その時こんな議論は出ていない。言論や表現行為は、暴力や暴力的なものでない限り、幅広いスペクトルを持..
2023/05/28 11:43