高次脳機能障害の本態と療育への提言

高次脳機能障害の本態と療育への提言

はじめに 2007年8月、丁度58才4か月の暑い夏に、ダニウェル・ゴールドマン著「生き方の知能指数」の第9章「心の行間を読む能力」を読んでいる時、《これは私の状態そのものではないか》と心の叫びに揺り動かされた。 10日ばかり悩んだ後、不眠障害治療の為に通っていた精神科医に「私は自閉症か」と尋ねると、「貴方はアスペルガー症候群ではなく、高機能自閉症です」と断定された。大いにショックであったが、それ…