永遠の出発点

永遠の出発点

喪ってはいけないものだった。なのに、気付かなかった。気付けなかった。「─────…ぅ」こぼれていく灰。それは朝日に反射してとても綺麗で。「ぅぁあぁあああぁあっ!!」慟哭はもう誰にも認識されることはなく、崩壊していく世界に一筋涙が落ちて溶けて