「風評被害」と「御用学者」
「風評被害」と「御用学者」--。今ほど、この「二つの言葉」の意味が混迷を極める時代はないのではないでしょうか。まず「風評被害」に関しては、以前當寮でも何度か記事にした経緯があります。「Stopthe風評被害による風評被害」「風評の迷走」「風評の混乱」これらの記事でも述べていますが、「風評被害」という言葉で特に気になることは、「実害」と「風評」との境界線が曖昧になってきている点です。例えば、子どもの将来を案じて買い控えに走る親たちを指して、「風評被害」に拍車を掛ける行為と諫める「空気」が蔓延していますが、それらは本当に批判に値する行為なのでしょうか?予め予想される危険を回避する行為と一体どこが違うのでしょうか?今、政府から出される原発関連の情報には、その「問い」に答え得るだけの確たる根拠に欠けているように思えます...「風評被害」と「御用学者」
2011/06/28 11:56