知的環境の連鎖
国語力というのは、もともとは日本語力です。日本語を駆使する力は、生活の中で育っていきます。これに対して学習の中で育つ国語力は、漢字の書き取りや熟語やことわざを覚えるような知識的な日本語力ということができるでしょう。日常生活の中で、日本語に接する機会はいくつかに分けることができます。一つは、対話です。もう一つはテレビです。三つめは読書です。さら、もう一つ、毎日の暗唱というものが今見直されてきています。家族との対話は、手軽で効果が極めて高い日本語の学習機会です。これは幼児期から中学・高校生になるまで活用できます。なぜなら、対話をおこないながら相手の反応に合わせて強弱をつけることで当意即妙ともいうべき対話のフットワーク即ち言語力が磨かれていくからです。学力のあるお子様に共通している生活習慣は、おしなべて親子の対話が豊...知的環境の連鎖
2017/04/19 21:56