七瀬ふたたび
筒井康隆の書く超能力SFもの。 能力バトルものの古典といってもいいかもしれません。 ジョジョなんか目じゃない。いや、好きですが。 他人の心を読めるテレパスの能力をもった女性の七瀬が、 個性豊かな超能力者たちと出会います。 この作品は前作「家族八景」の続編ですが、 前作がテレパス能力を介して家族の裏側を描くことに 主眼が置かれていたのに対して、 今回は超能力者同士の駆け引きや、謎の組織との戦いといった エキサイティングなシーンが印象的です。 「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」を 三つ合わせて七瀬三部作と呼びますが、 その中で最もエンターテイメント..
2006/07/18 23:25