「ちょ、直撃した・・・。パンプットの奴、死にはしないだろうな・・・?」 「すさまじい威力だ。あんなの喰らったら俺の場合即死だぜ・・・」 クリリンは、この大会のレベルが自分の力量を大きく超えていることに愕然とした。かつて、悟空と天下を争った
「そ、それでは一応カウントをとらせていただきます・・・」 リングアナは恐る恐るカウントをとり始めた。 ラディッツの体からは、おびただしい血が流れている。青ざめる観客たち。誰もがパンプットの勝利と思ったその時、 「ぬおおおおおおおおおおお
ラディッツは大振りのラッシュをかけるも、その多くをパンプットに避けられ、あるいは防がれてしまっている。 観客席では、亀仙人らが熱心に試合を見つめている。 「あのラディッツという奴は、相当実戦で鍛えているようじゃが、まだまだ荒削りな攻め方じ
武舞台の修理が終わり、選手入場がコールされた。キックボクシングチャンピオンのパンプットは入場とともに、派手なガウンを投げ捨て、女性ファンの声援に応えている。会場からは黄色い声援が飛び交い、パンプットはいちいち投げキッスで応じている。 一方
ヤムチャは、いまだ自然体である。ナムは、まだ攻めない。 「隙だらけじゃないか・・・仕掛けてみるか・・・」 ナムはそう頭の中でつぶやくと、ヤムチャ目掛けて、正面から突っ込んだ。ナムの右ストレートが縦拳となって、ヤムチャを襲う。自然体となって
クリリンがギランに閉め落とされた瞬間凍りついた観客たちも、クリリンが蘇生したのを見て、ホッとため息をついた。それに続いて大きな拍手が起こった。 「よくやったぞ!チビ!」 「大健闘だったぞ!また今度がんばれよ!」 観客たちの励ましに、苦笑い
クリリン劣勢。ヤムチャらがまったく予想だにしていなかったことが目の前で起こっている。クリリンもヤムチャも、世界で、いや地球でもっとも強いのは悟空、ピッコロであり、それに次ぐのが自分たちだと確信していたからだ。だが、クリリンとギランの戦いぶり
8人の選手は一度、控え室に戻った。ラディッツはパンプットのほうを見た。予選トーナメントの戦いぶりを見た限り、パンプットの強さは、常人のものではなかった。会場の雰囲気とサイヤ人の本能が、ラディッツの闘争心をかきたてる。 「楽しい闘いになりそ
「尻尾を生やした男・・・?気になるのう・・・」 亀仙人こと武天老師はつぶやいた。決勝戦当日、ヤムチャ、クリリンを応援に武天老師やブルマ、ランチらも応援にかけつけていた。 「もしかしたら、孫君と関係があるのかもね。身内かしら?」 「ええ、あ
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