福田内閣の自虐外交(2) ― テロ特措法に見える自虐性
■テロ特措法の期限延長問題は国際貢献の観点から語られる場合が多いが、本質は対米従属でしかなく。国際貢献という言葉でその惨めな本質を覆い隠しているだけである。何があろうともアメリカに付き従う姿勢は「自虐外交」というにふさわしいものだ。■この「国際貢献」を語るうえにおいて、よく出てくるのが「感謝されなかった論」である。これは湾岸戦争時における日本が130億ドルを支援したにもかかわらず感謝されなかったことを失敗例として語る姿勢であり、そうであるからもっと軍事力による貢献をしなければならないと結論付ける言説である。湾岸戦争時の「感謝されなかった論」は、中国から批判される原因について「中国に対して無償供与や貸付が足らないから日本が批判されるのであるから、もっと増額すべきである。」といっているようなもので、自らの貢献を自虐...福田内閣の自虐外交(2)―テロ特措法に見える自虐性
2007/10/16 16:04