日本国憲法施行70年目に想うこと

日本国憲法施行70年目に想うこと

■憲法第96条改正について憲法改正の発議要件を過半数に引下げ、全国民的な憲法対話を活性化する。いわゆる憲法第96条改正問題について、私は以前、賛成の立場を表明していましたが、今はこれを改め、反対の立場に立っています。昨年、戦後70年の大きな節目の年を迎えました。「日本をとりまく国際情勢も国内の社会情勢も大きく変貌してきたのだから、現実に即した今日的な価値観や社会通念に叶った憲法に変えよう。」「国民主権、平和主義、基本的人権の尊重といった日本国憲法の3大原則が私たち国民総意の価値観として根付いてきたのだから、これをさらに進化させて、日本型デモクラシーをもっと拡大させる統治機構改革にも取り組もう。」「憲法改正要件ついては、最終的には国民投票によって決定する決まりになっているのだから、その発議要件を一般法なみに引き下...日本国憲法施行70年目に想うこと