千年の都・京都に潜む「京都異界散策」桓武天皇の都
学生の頃からミステリーチェイサーを自認する私が、京都の不思議・ミステリ―の視点から調査し、案内をするシリーズ「京都の異界散策」794年、京都に新たな都・平安京を造営した桓武天皇は、遷都計画の途上で数々の天然災害や疫病,飢饉に見舞われ、母や側近など愛する人々を次々に失います。これら幾多の不幸や災難の原因は自らで罰した弟「早良親王」の怨霊のなせる祟りだと思い込むようになり、その祟りをとても恐れていた云われています。天皇は都を設計する際、風水思想の四方の神「四神」に頼り、東は青龍・西は白虎・南は朱雀・北は玄武とそれぞれに「守り神」を配置し中心に「大将軍」に守護させ、鬼や怨霊の通り道である鬼門に社を建立し霊的結界を張り巡らせたのです。いま風にいうと「霊的防御システム」といったところでしょうか?その中心として内裏の...千年の都・京都に潜む「京都異界散策」桓武天皇の都
2022/11/24 09:02