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邯鄲へ向けて進軍する秦軍に、李牧の策略の網が仕込まれる=「キングダム」65
中国の春秋戦国時代の末期、戦国七雄と呼ばれる七カ国同士の攻防が続く中、中華統一を目指す秦王「嬴政」と、戦争孤児の下僕から秦の軍隊へ入り、天下一の大将軍を目指す「信」が、ともにその夢の実現を目指していく歴史大スペクタクル「キングダム」シリーズ
戦前の「魔将棋」が生んだ詰将棋図式がもたらす失踪事件の謎を解け=奥泉光「死神の棋譜」
江戸幕府の崩壊によって将棋の家元制度が崩壊した後、明治末期から大正時代にかけての新聞の将棋欄記事によって将棋人気が沸騰し始めていたころ、北海道を根拠地にして新興宗教と深い関りをもっていた「棋道会」という将棋団体のつくった「詰将棋」が、将棋の
後宮の居眠り女官が、中華の宮廷でおきる変死事件の謎を解く=小野はるか「後宮の検屍女官」
中国唐代をモチーフにしたような架空の王朝「大光帝国」の後宮を舞台に、皇帝の妃の一人が不審な死をとげた上に、棺の中に赤ん坊の遺体も見つかったという怪奇な事件を発端に、皇后の命をうけた中宮付きの美貌の宦官・孫延明が、皇帝の寵姫の侍女で、出世欲や
人面瘡探偵は天草の孤島を支配する一族の連続殺人の謎を解く=中山七里「人面島」
五歳の時に、実家の裏山の崖から転落して負った右肩の傷が化膿して膨れ上がってカサブタ化し、そこにできた大小三つの裂け目が変化した人面瘡をもつ土地家屋調査士兼鑑定士の三津木六兵が、勤務先である相続財産の鑑定を業とする「古畑相続鑑定」事務所が引き
平清盛の弟・頼盛が、源平争乱下の謎解きに挑む=羽生飛鳥「蝶として死す 平家物語推理抄」
源平の合戦で、源義経に壇ノ浦まで追い詰められて、そこで平清盛の一統の「桓武平氏」は、安徳天皇とととに入水し、「平家にあらずんば人にあらず」に象徴される権力の絶頂から、一挙に坂をころがりおちて一族滅亡に至った、というのが一般的なのですが、実は
VRを使った自殺サイトから、女子浪人生たちを救い出せ=逸木裕「銀色の国」
Facebookの「メタ」社への社名変更に始まって、私たちの生活のなかにもじわじわと入り込んできている感じのする「メタバース」。その仮想現実の世界にどっぷりと浸かっているうちに、管理者によって、意識しないうちに「自殺」へと誘導されていたら・
ドローン自殺を遂げたゲームクリエイターの謎を解け=逸木裕「虹を待つ彼女」
人工知能(AI)と疑似恋愛ができる人気アプリを設計した有能な研究者が、そのAIアプリの利用によるクレームの増加による悪評を挽回するため、死者を人工知能によって蘇らせるプロジェクトの試作品としてっとりあげた、カルト的な人気ゲームクリエイターの
豪雨の中、消えた美少女の行方をつきとめろ=吉川英梨「雨に消えた向日葵」
埼玉県の寂れたニュータウン「鶴舞」で母親と姉と暮らしている小学五年生の「石岡葵」という、地域で評判の美少女が、ある大雨の日、下校途中に行方がわからなくなってしまいます。埼玉県警捜査一課の警部補・奈良は急遽組織された、彼女の捜査本部に加わるの
おばあさん探偵は、助けを求めるメモの本当の狙いを解き明かす=吉永南央「月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ」
大観音像のそびえる地方の中核都市で、「小蔵屋」という和食器とコーヒー豆の小売を商う小さな店を営んでいる、70歳がらみの初老の女性、「お草さん」こと「杉本草」を主人公としたミステリーの第9弾が本書『吉永南央「月夜の羊 紅雲町珈琲屋こよみ」(文
現実世界と仮想現実の境界線の先にある真実とは?=乾緑郎「完全なる首長竜の日」
このところ、VRやメタバースといった仮想現実が大流行なのですが、植物状態になった患者と脳に装着した機器をつかった仮想現実の中でコミュニケーションがとれる医療器具を使って、自殺により意識不明となっている弟とコンタクトをとり、彼の意識をとりもど
北一は、宝船の弁天様消失と親子毒殺事件の謎にせまる=宮部みゆき「きたきた捕物帖二 子宝船」
深川元町を縄張りとしていた岡っ引き・文庫屋の千吉親分の一番の末端の下っ引き見習いだった少年「北一」が、親分が自分で調理したふぐに当たって死んだ後、親分が副業にしていた「文庫」の販売業の一部を引き継ぎながら、岡っ引き修行をしていく「きたきた捕
「会議の効率化」という難問の解決方法はアマゾン流?=佐藤将之「amazonのすごい会議 ジェフ・ベゾスが生んだマネジメントの技法」
新型コロナウィルスの感染がおきる前、職場における効率化のやり玉に一番あがっていたのが「会議」であったことに異論のある方はいないと思います。その効率化の手法として、会議時間を強制的に絞るであるとか、立って会議をするとか様々な提案があったのです
美貌の悪運探偵は、巨人の彷徨うテーマパークで「安楽椅子探偵」として謎を解く=今村昌弘「兇人邸の殺人」
九州の名門出身の美貌のお嬢様でありながら、不吉な事件を身近に引き寄せるという特異体質のために、父親から勘当同然に家を出され、関西のマンモス私大に通う「剣崎比類子」と、彼女にワトソン役を要請されながら、事故死した先輩の手前から断り続けている神
予知能力者の老女の「死の予言」が美貌の悪運探偵をふりまわす=今村昌弘「魔眼の匣の殺人」
第一作目の「屍人荘の殺人」で、極秘の研究組織「班目機関」の残党によって、ミュージックフェスタの会場でばらまかれたウィルスで誘発されたゾンビたちに囲まれた山荘の中でおきた密室復讐殺人の謎をといた、美貌の悪運探偵・剣崎比留子とその助手役・葉崎譲
スマホがほとんどすべての人が手にしていて、よほどの田舎か人里離れた山奥にいかない限り、インターネットに繋ぐことができる今日、一番、つくりづらい犯行環境は「密室」ではないでしょうか。その最難の課題を、ミステリーとはおよそ関係しそうもない、SF
岩手・遠野で、「巷説」の「小悪党」たちが怪事を操る=京極夏彦「遠巷説百物語」
江戸末期の天保年間を無頼にして、晴らせぬ怨みや、利害や因縁がもつれあってしまった困難事を、闇の世界に救う「小悪党」たちが、「妖怪」が絡む怪事とみせかけて解決していくのが「巷説百物語」シリーズです。2010年に、上方を舞台にした「西巷説百物語
電車内痴漢の裏には、連続猟奇殺人事件が隠されていた=櫛木理宇「殺人依存症」
お嬢様学校に通う女子高生の通学中を襲う、卑劣な集団痴漢行為から救い出してくれたはずの恩人の女性は、さらに恐ろしい犯罪を企んでいて・・という陰惨で衝撃的な滑り出しで始まる、ダークミステリーが本書『櫛木理宇「殺人依存症」(幻冬舎文庫)』です。本
シリアルキラーの死刑囚の依頼は冤罪の再調査=櫛木理宇「死刑にいたる病」
大学生活に全く魅力を感じず、かといって他に打ち込むものの恋人も友人もいまいまま、Fラン大学に通っている大学生のもとへ、9件の連続殺人で死刑が確定されている死刑囚から、ある日一通の手紙が届きます。その手紙は、彼をある泥沼の中にひきこむきっかけ
美貌の異端民俗学者・連杖那智の謎解き、再び=北森鴻・浅野里沙子「天鬼越」
美貌で明晰な頭脳をもちながら、民俗学会の異端児として扱われている連杖那智と、実直な研究者ではあるのだが、そのお人好し的な性格から、那智に振り回されてばかりいる連杖研究室の万年助手・内藤が、日本の歴史や習俗の中に隠された秘密を暴き出していく「
ありえない依頼を引き受ける、元弁護士の美貌探偵出現=柚月裕子「合理的にありえない 上水流涼子の解明」
もとは親譲りの弁護士事務所を引き継いで大手企業の顧問弁護士を務めていたのですが、契約先企業のお家騒動に巻き込まれて、傷害の濡れ衣を着せられて弁護士資格剥奪。今は東大出身でIQ140以上の秀才をアシスタントにして探偵事務所を開業しているという
連続殺人で「詰将棋」を出題する犯人をつきとめろ=井上ねこ「盤上に死を描く」
サイコキラーが自分のやった殺人であることの証拠を残していくことがままあるのですが、連続してはいるものの共通点がみつからない殺人事件の被害者がもっているのは「将棋の駒」。てがかりもなく捜査が暗礁に乗り上げていく中で、体育会系の愛知県警捜査一課
「将棋」の世界のもつ苛烈さと謎解きが楽しめる将棋ミステリーをどうそ=芦沢央「神の悪手」
人間心理や感情と巧妙な仕掛けをおりまぜたストーリ展開の最後に読者の意表を突く切り札が用意されているミステリーが特徴の筆者が、はじめて取り組んだ将棋ミステリーの連作短編集が本書『芦沢央「神の悪手」(新潮社)』です。本の帯によるとこの手を選びた
情弱シニアほど読んでおきたいメタバース世界の案内書=バーチャル美少女ねむ「メタバース進化論ー仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界」
最近のデジタルやネットワーク系の流行語で、Z世代を中心とする若い世代とベビーブーマー世代とその少し下の世代とで、理解度と体験度が大きく違っているのが「暗号資産」と「メタバース」でしょう。「暗号資産」についてのお話はまた別の機会に譲っておいて
葉崎市は今日も「犯罪」でいっぱい=若竹七海「パラダイス・ガーデンの喪失」
相模湾に中央に突き出た葉崎半島に位置し、葉崎マリーナという名の公共マリーナと丘陵地帯ぐらいしか特徴がなく、神奈川県の盲腸とも呼ばれる、(架空の市)葉崎市を舞台にしたミステリーのひさびさの第8弾が本書『若竹七海「パラダイス・ガーデンの喪失」(
昭和初期、14歳の女中さん「野中ハナ」が大奮闘=長田佳奈「うちのちいさな女中さん」
大正時代の日本を舞台に、顔も知らない他人同士だった男女の新婚生活や仮面をかぶる古書店の店主と学校になじめないでいる転校生の少女とのふれあいなどを収録した「こうふく画報」で古き良き「過去の日本」へのノスタルジーを描いた筆者が描く「昭和初期」の
紙鑑定士は、子供が抱える「深い謎」を解く=歌田年「紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪」
持ち込まれた紙のサンプルを調べ、メーカーや銘柄を鑑定して、本のカバーや帯、表紙などにあった紙銘柄を提案したり、書籍や雑誌の使用されている紙の使用量を調べ、本当の刷り部数を割り出すという、他にはいそうにない「紙」コンサルタントを営んでいる「渡
歌舞伎の未上演脚本が連続殺人を招く=芦辺拓「鶴屋南北の殺人」
歌舞伎の狂言作者と聞かれると、正直、たくさんの人物名は答えられなくて、せいぜい近松門左衛門、河竹黙阿弥、鶴屋南北といったところぐらいしか思い浮かばないのですが、そのうちの「東海道四谷怪談」を書いた四代目鶴屋南北が遺した幻の脚本をめぐって、現
呑兵衛たちは「宅飲み」で日常の謎をとく=石持浅海「Rのつく月には気をつけよう」
新型コロナ・ウィルスの感染拡大に伴う外出自粛で飲食店、特に居酒屋系は大変なダメージを受けたわけですが、そのかわり客足というか需要を伸ばしたのが「宅飲み」の世界。UberEatsをはじめとした料理のデリバリーサービスや持ち帰りなども随分と当た
「副業」殺し屋は、殺しのついでにターゲットの日常の謎を解く=石持浅海「殺し屋やってます。」「殺し屋続けてます。」
おそらく世界で一番有名な殺し屋といえば「ゴルゴ13」と思われるのですが、彼の依頼料の相場は「デュークPRESS」さんのサイト情報(「ゴルゴ13の報酬相場?殺し屋の年収?依頼の最高額と最低額は?」)によると2000万円、最高は1京ジンバブエ・
旧歌舞伎座の舞台で起きる「忠臣蔵」が生んだ毒殺事件の謎=稲羽白莵「仮名手本殺人事件」
重要無形文化財で日本を代表する古典芸能といっていい歌舞伎。落語など寄席を主体としたものと違って、少々敷居の高いのは間違いないのですが、「大向こうを唸らせる」や「一枚看板」といった歌舞伎由来の決まり文句も多く、私たちの暮らしにしっかり根付いて
日本の「普通」とかけ離れた地「西成」と「路上」の実態は?=「ルポ・西成 七十八日間ドヤ街生活」・「ルポ路上生活」
ドヤ街での最貧生活や路上でのホームレス生活というのは、行政による救済の対象として上からの目線でその姿や窮乏が語られることはあるのですが、本書「ルポ・西成 七十八日間ドヤ街生活」と「ルポ路上生活」は、2018年に7年間在籍した大学を卒業し、在
AIの作曲アプリのもたらす世界で「音楽」は死ぬのか?=逸木裕「電気じかけのクジラは歌う」
人工知能・AIが、それぞれ個人にあわせて作曲をして配信してくれる「jing」というアプリが世の中を接見し、「作曲家」という職業が絶滅しかけている近未来。伝説的な人気バンドのクリエイターで、数少ない「売れる」作曲家であった元バンド仲間の自殺を
少女の綴る「殺人ノート」は「加害恐怖」のトラウマの真実を見抜くか?=逸木裕「少女は夜を綴らない」
小学生の頃、同級生の女の子・加奈子が死ぬ場面を目撃してから、「他人を傷つけてしまうかもしれない」という加害恐怖症にかかり、刃物や尖ったものが持てないというトラウマを抱えている「山根理子」という中学校の女の子が、同じ中学に転校してきた、加奈子
小さな闇が、だんだんと巨大化していく怖さはいかが=芦沢央「汚れた手をそこで拭かない」
ありふれた日常の中で、ふと浮かんだ小さな悪意や隠していたものが、だんだんと膨れ上がって、じわじわと浸食してくる怖さが描かれるミステリ五篇が収録されているのが、本書『芦沢央「汚れた手をそこで拭かない」(文芸春秋)』です。本書の紹介文によると平
池田屋事件勃発。総司は喀血による無意識下で剣をふるう=ヒラマツ・ミノル「アサギロ」25
幕末の歴史を、薩摩の西郷隆盛や長州の桂小五郎といった倒幕勢力や土佐の坂本龍馬といった維新志士たちの対抗勢力として、必殺の剛剣をふるって、京都の街を血で染め「浅葱色の狼」として恐れられた新選組の近藤勇や土方歳三、沖田総司の姿を描いた「アサギロ
宇佐山城の戦で破れ、織田軍大苦戦。静子は殿軍を務めるが疲労困憊=「戦国小町苦労譚11 志賀の陣・終結」
現役女子農業高校生が、戦国時代にタイムスリップして、持ち込んだ21世紀の器具や技術を駆使して、織田信長の治める尾張・美濃の農業生産や織田軍の武器のレベルをとんでもなくUPさせて、信長の「天下統一」を助けて大活躍する、時代改変もの「戦国小町苦
探偵の謎解きは、人の心の底の「苦味」を抽出する=逸木裕「五つの季節に探偵は」
「人の心の奥底を覗きたい、人の秘密を暴きたい」そんな厄介な性質を抱えていることに気づき、探偵家業にはまり込んでしまった少女・榊原みどりを主人公に、彼女が暴く謎や秘密によって思いがけない人間ドラマがこぼれだしてくる探偵ミステリーが本書『逸木裕
劇場をめぐる五つの物語は、パワハラのリベンジ劇を誘導する=芦沢央「バックステージ」
「バックステージ」というのは、演劇や映画などの「舞台裏」のことで、本書は東京の中野大劇場ホールという架空の劇場で、有名演出家が手がける芝居の周辺で起きた五つの出来事と、パワハラ上司の背任の証拠をつかもうとするPR会社の社員の動きが結びついて
「女の友情はハムより薄い」ってのは男どもの”いいがかり”か?=芦沢央「今だけのあの子」
「いつまでもずっと友達でいようね」というのは、卒業式をはじめとした、人生の節目の「別れ」の場面に、ほとんどの学校で繰り広げられている友情劇なのですが、数年後、その時と同じ関係を維持している友人関係は思ったより少ないもの。本書の紹介文によると
遺影写真には、家族の謎が詰まっている=芦沢央「雨利就活写真館」
家族や親族の死というのは、たいてい突然やってくるものなので、当然、故人の葬式というものも準備がほとんどできていないのが一般的です。まあ、大筋のところは葬儀社さんに頼んでいれば大きな問題なく取り計らってくれるのですが、遺族が決めなければいけな
近くへ忍び寄ってくる冷気系の「怪異譚」はいかが=芦沢央「火のないところに煙は」
東京で作家業を営む「私」のもとへ、「小説新潮」から「許されようと思いません」の再校ゲラの校正を終えた時、「怪談」をテーマにした巻に、新潮社の位置する神楽坂を舞台にした短編小説を書きませんか、という「私小説」的な出だしで始まり、筆者の経験談っ
新九郎は京都へ帰還し、今川家相続の逆転打を模索する=ゆうきまさみ「新九郎奔る!」10
戦国時代の「下剋上」の典型として、堀越公方足利政知の息子・茶々丸を攻め滅ぼして「伊豆」を我が物にしたのを皮切りに、関東管領の上杉氏の家臣から小田原城を奪い取り、その後、相模国を領土とし、戦国大名の魁といわれる「北条早雲」の若き頃の姿を描く『
信長・秀吉とともに駆け抜けたセンゴクの物語、ここに完結=宮下英樹「センゴク権兵衛」27
美濃・斎藤家の落ち武者から国持大名にまで出世したのに、自らの突出によって島津との戦に敗戦して改易。一家離散のどん底から再び国持大名まで出世。さらには徳川二代将軍のときには「秀忠付」に任命されるなど徳川幕府の重鎮となった「仙石久秀」のジェット
交番勤務のへらへらしたお巡りさんが見抜いたのは児童遺棄事件に隠れた偽装誘拐の真実=降田天「朝と夕の犯罪」
神奈川県の地方都市で小京都と呼ばれる神倉市の駅前交番には、表情にも口調にもしまりがなく、髪も警察官にしては長くて、どこかしらへらへらした軽薄な感じを与える「狩野雷太」という警察官が駐在しています。駅前交番を訪れる容疑者たちは、彼の風貌に惑わ
菜の花食堂に「悪意」の食品事故がふりかかる=碧野圭「菜の花食堂のささやかな事件簿 裏切りのジャム」
東京郊外にある一軒家を店とする小さなレストラン「菜の花食堂」を経営する「下河辺靖子」先生、彼女の主宰する料理教室を、派遣の事務職を辞職して、アシスタントとして手伝っている「館林優希」ちゃん、康子先生に弟子入りしたシェフ見習いの「和泉香奈」さ
ロリータ美少女探偵の南武線沿線での最後の事件をどうぞ=「探偵少女アリサの事件簿3 さらば南武線」
ロリータ・ファッションに身を包み、表面はいたいけな純真無垢な少女ながら、実はドロップキックを武器に犯人を蹴り飛ばす「世界的名探偵」の母親と自称「日本全国的名探偵」の父親をもつ、10歳の小学生探偵・アリサが、「溝ノ口」を中心とする南武線沿線を
栞子と扉子の母娘が、孫への蔵書相続を阻む祖父の「謎」を解く=「ビブリア古書堂の事件手帖Ⅲ 扉子と虚ろな夢」
本の読めない古書店員・五浦大輔と人見知りの激しい「本」オタクの美人古書店主・篠川栞子が結ばれて決着した第一シリースから数年後、二人の間に生まれた娘・扉子も成長して、しっかり「本」オタクとなり、ビブリオ古書店メンバーの一員として加わった「ビブ
華族の令嬢は、サーカス出身の少女と財宝探しにでかける=夕木春央「サーカスから来た執達吏」
関東大震災から2年後の東京を舞台に、震災によって多額の借金をつくって破産寸前の華族の家の箱入り娘「鞠子」と、借金をとりたてにやってきた「ユリ子」という少女の二人が、実家の借金を返済するため、明治に終わりごろにある金持ちの華族の家から失われた
事件の「裏の顔」を犯罪博物館の美人館長が見抜く=大山誠一郎「記憶の中の誘拐 赤い博物館2」
英国スコットランドヤードの犯罪博物館こと「黒博物館」を模して、警視庁管轄下で起きた事件の捜査資料や証拠を保管し記録するためにつくられたのが、警視庁犯罪資料館、通称「赤い博物館」。ここの館長で、キャリアで頭も切れるのだが、コミュ障のせいで出世
迷宮入り事件の解決は、隠されていた「悪意」をあぶり出す=大山誠一郎「赤い博物館」
ロンドン警視庁(スコットランドヤード」には、通称「黒博物館」という、これまでスコットランドヤードが取り扱った様々な犯罪に関する現場写真や犯行に使われた凶器、絞首刑に使った縄など、捜査関係の資料や犯罪関係の資料を揃えた警察関係者か招待者にしか
美星バリスタの「安楽椅子探偵」の活躍が復活=「珈琲店タレーランの事件簿7 悲しみの底に角砂糖を沈めて」
京都の裏通りにあって古ぼけた外観ながら、美味しいコーヒーと旨い料理をだすことで知る人ぞ知る名店「珈琲店タレーラン」。その店でコーヒーを淹れるバリスタをしている謎解きを趣味とする美人店員・切間美星と、この店の常連で、美星に惚れていて、何度もア
タレーラン店主の妻の失踪の不倫疑惑の真相は=岡崎琢磨「珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛」
京都の裏通りにあって古ぼけた外観ながら、美味しいコーヒーと旨い料理をだすことで知る人ぞ知る名店「珈琲店タレーラン」。その店でコーヒーを淹れるバリスタをしている謎解きを趣味とする美人店員・切間美星と、この店の常連で、美星に惚れていて、何度もア
ミステリーの「名探偵もの」というと、見かけは子供であったり、パイプに鳥打帽であったり、太っちょの美食家であったり、アイドル女子高生や美貌のバリスタなどなど風貌や性格は様々であるにもかかわらず、そのブレのない、冴えた知力で、事件の謎をずばり解
「ロミオとジュリエット」の登場人物の「異説」が事件解決の鍵になる=林泰広「分かったですむなら名探偵はいらない」
「ロミオとジュリエット」といえば、シェイクスピアの四大悲劇の一つであることはほとんどの人が知っていて、そのストーリーは、原作を読んだことがなくても、おおまかなところは日本人の基礎知識に近いといっていいでしょう。その「ロミオとジュリエット」の
登山素人娘は着々レベルアップ。今回はのターゲットは雲取山と鳳凰三山=空木哲生「山を渡る」3・4
運動苦手のインドア娘やゲーム好きなオタクなリケジョ、そして山岳小説にロマンを抱く文学少女といった、およそ「山登り」とは縁のなさそうな三人の女子学生が、なんの間違いが大学入学と同時に「三多摩大学山岳部」に迷いこみ、ゴリラ女子と異名をとる女性部
滝沢馬琴の「八犬伝」の完成を支えた「嫁」の本音は?=西條奈加「曲亭の家」
「南総里見八犬伝」や「椿西弓張月」などの人気作で、山東京伝とならんで日本初の職業作家ではあるのですが、人づきあいの悪さから師の山東京伝や弟弟子の山東京山とはケンカ別れ。毎日規則正しい生活をしながら旺盛な執筆活動を続けるのだが、本の校正は細か
登山の素人三人娘の山岳ストーリーが始まる=空木哲生「山を渡る」1・2
運動苦手のインドア娘やゲーム好きなオタクなリケジョ、そして山岳小説にロマンを抱く文学少女といった、およそ「山登り」とは縁のなさそうな三人の女子学生が、なんの間違いが大学入学と同時に「三多摩大学山岳部」に迷いこみ、ゴリラ女子と異名をとる女性部
なでしこたちは思い思いの春のイベント。お花見、ソロキャン、ツーリング=あfろ「ゆるキャン△」13
山梨県の女子高生たちによる「飯テロ」に近いキャンプめしや、夜のテントの中でしみじみ語りあったりする姿を描くことによって、汗臭い「キャンプ」の印象を「ゆるーい」お洒落なものにガラッと変えるとともに、「冬キャン」と「ソロキャン」の魅力を世に出し
地動説は天才少女ヨレンタから流浪の女性ドゥラカへと繋がれる=魚豊「チ。ー地球の運動について」6・7
地球がまだ宇宙の中心で、太陽をはじめ天空の星が地球を中心に回転していることが「定説」であるとともに「神の教え」であったころ、天体の観測結果と「異端」の人々が遺した記録から「地動説」に憑かれ、迫害を受けながらそれを受け継いでいった人々の姿を描
フィレンツェへ皇帝軍の迫る中、アルテはガレー船で帰国の途へ=大久保圭「アルテ」16
芸術・文化が花開き、多くの優れた画家が生まれてはいるが、まだまだ女性が自らの才能を思う存分発揮して活躍することが難しかった「ルネサンス」の時代に、貧しい貴族の家を出て、自分の才能を信じ、王宮の宮廷画家を出発点に一流の画家となっていく女性・ア
アルテはフィレンツェを脱出し、カスティリャの宮廷画家となる=大久保圭「アルテ」14〜15
芸術・文化が花開き、多くの優れた画家が生まれてはいるが、まだまだ女性が自らの才能を思う存分発揮して活躍することが難しかった「ルネサンス」の時代に、貧しい貴族の家を出て、自分の才能を信じ、一流の画家となることを目指して修行する女性の奮闘を描く
現代の謎解きはチーム作業でないと解決しない=未須本有生「絶対解答可能な理不尽すぎる謎」
ミステリーの謎解き役は、ホームズや金田一耕助の時代のように万能の私立探偵の登場は少なくなっているものの、たいていはプロの警察官か、あるいは偶然、事件に遭遇して推理の才能が突然開花する探偵もどき、といったことが多いのですが、本書『未須本有生「
アイヌの金塊と土地権利書に対する「アシリパ」の決断は?=野田サトル「ゴールデンカムイ」第301話〜第314話(最終話)
アイヌの娘「アシリパ」と日露戦争の生き残りで「不死身の杉元」と呼ばれた杉元佐一たちが、極東アジアを舞台に、幕末の新選組の生き残りの土方歳三や日露戦争で頭蓋骨の上半分を失った情報将校・鶴見中尉率いる第七師団を相手にアイヌ民族が明治政府打倒のた
アシリパは第七師団と五稜郭で激戦。箱館戦争第二幕の決着は?=野田サトル「ゴールデンカムイ」第291話〜第300話
アイヌの娘「アシリパ」と日露戦争の生き残りで「不死身の杉元」と呼ばれた杉元佐一たちが、極東アジアを舞台に、幕末の新選組の生き残りの土方歳三や日露戦争で頭蓋骨の上半分を失った情報将校・鶴見中尉率いる第七師団を相手にアイヌ民族が明治政府打倒のた
自ら望んで遊女となった娘の憑き物の意外な正体は?=安達智「あおのたつき」8
江戸を代表する遊郭「新吉原」の羅生門河岸の角にある「九郎助稲荷」の奥の浮世と冥土の境にある「鎮守の社」を舞台に、売れっ子の時に死んだ花魁の霊「あお」と宮司の「楽丸」と社の主神・薄神の三人が、思いを遺して死んだ遊女の霊を浄化させていく、少しコ
国有地不正売却絡みの書類偽造には青春時代の約束が隠れていた=中山七里「能面検事の奮迅」
東京地検時代にDVによって逮捕されている加害者に、感情豊かなところにつけこまれ、DVの被害者の隠れ先をつかまれ、その女性が殺害される、という失態を犯したことをきっかけに、その表情から感情が消え去り、全く顔色が読めなくなった大阪地検の検事・不
憧れの人の「想い出」には、記憶の「書き換え」と思いやりが隠れていた=辻堂ゆめ「あなたのいない記憶」
「いなくなった私へ」で、不思議な泉の水の力で蘇った人気歌手が自らの死の秘密を暴くオカルト・ミステリーや、NHKで夜ドラ化された「卒業タイムリミット」といった青春ミステリーをおくり出している筆者による、人の記憶をテーマにした心理学ミステリーが
明晰夢の悪夢に隠されたラブストーリーを読んでみませんか=辻堂ゆめ「今、死ぬ夢を見ましたか」
「いなくなった私へ」で、不思議な泉の水の力で蘇った人気歌手が自らの死の秘密を暴くオカルト・ミステリーや、NHKで夜ドラ化された「卒業タイムリミット」といった青春ミステリーをおくり出している筆者による、明晰夢をテーマにしたオカルト・ミステリー
ドローン飛行機と無人潜水艦で超大国から独立をかち取れ=福田和代「侵略者 アグレッサー」
航空自衛隊を舞台にした航空謀略ミステリーや、航空自衛隊中央音楽隊を舞台にした不思議な事件、オリンピックを間近に控えた東京で起きる運送網を破壊するパニック・ミステリーを送り出してきたクライシス・ノベルの名手である筆者がおくる、正体不明の勢力と
医学部棟屋上の出会いから始まる恋には電車事故の秘密が隠れている=辻堂ゆめ「僕と彼女の左手」
「いなくなった私へ」で、不思議な泉の水の力で蘇った人気歌手が自らの死の秘密を暴くオカルト・ミステリーや、NHKで夜ドラ化された「卒業タイムリミット」といった青春ミステリーをおくり出している筆者による、青春恋愛ミステリーが本書『辻堂ゆめ「僕と
カップルの殺人未遂には無戸籍問題と幼児誘拐事件が隠れていた=辻堂ゆめ「トリカゴ」
デビュー作「いなくなった私へ」で、不思議な泉の水の力で蘇った人気歌手が自らの死の秘密を暴くオカルトっぽいミステリーや、NHKで夜ドラ化された「卒業タイムリミット」や「僕と彼女の左手」でリリカルな青春ミステリーの世界を描いている筆者が、無戸籍
明治初頭の難事件を司法卿・江藤新平が解き明かす=伊吹亜門「刀と傘 明治京洛推理帖」
明治政府の司法卿として薩長勢力の対抗軸として、陸軍を牛耳る山県有朋や、大蔵省の井上馨・渋沢栄一といった大物を失脚させた「江藤新平」が、元尾張藩士で司法省の顧問となっている鹿野師光とともに、混乱が続く京都でおきる維新志士や明治政府の高官の殺人
交換日記には秘密の話が隠れている=辻堂ゆめ「あの日の交換日記」
2015年に「いなくなったわたしへ」でデビュー。『十の輪をくぐる』で第42回吉川英治文学新人賞候補、『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞を受賞し、2022年春からNHK夜ドラで「卒業タイムリミットが放映されていて、気鋭の作家として注目を集めてい
「わたし」を殺した犯人を、生き返った「わたし」がつきとめる=辻堂ゆめ「いなくなったわたしへ」
NHKで連続テレビドラマ化された、井上祐貴・桜田ひより、西山潤・紺野彩夏の主演で、卒業式直前で誘拐されてしまった人気女性高校教師の行方と犯人を追う学園ミステリー「卒業タイムリミット」の原作者・辻堂ゆめさんが第13回「このミステリーがすごい!
完結間近の「ゴールデンカムイ」を深く楽しむための「解説本」ベスト3
日露戦争の激戦地の戦闘に参画していながら生き残ったことから「不死身の杉元」と異名のついた元陸軍兵・杉本佐一と、アイヌの娘・アシリパが、アイヌの諸部族が昔から集めてきた大量の金塊のありかを探しあてるため、アシリパの父・ウィルクを殺した「のっぺ
理恵は人気朝食メニューの出店交渉に大奮闘=友井羊「朝食フェスと決意のグヤーシュ スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」
オフィス街の路地にあるスープがメインのレストラン「しずく」を舞台に、店の常連「奥谷理恵」とレストランのシェフ・麻野と彼の娘・露をメインキャストにして、店のお客たちが抱えている悩みごとの謎解きと、スープ料理が愉しめる「スープ屋しずく」シリーズ
満州国・ハルピンで起きる連続毒殺事件の謎を解け=伊吹亜門「幻月と探偵」
太平洋戦争直前の中国東北部「満州国」を舞台に、元日本陸軍中将の孫娘の婚約者の変死事件をきっかけに、彼の上司であった、満州国国務院の切れ者官僚で、戦後の日本の政界を支配し「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介の要請で、事件の調査を始めた私立探偵・月寒
クリスタル・スカルや恐竜土偶が招く殺人の謎をとけ=蒼井碧「オーパーツ 死を招く秘宝」
考古学上、その成立年代や製造方法が不明であったり、当時の加工技術や知識では制作不可能であるため、超古代文明や古代における宇宙人の飛来を想像させて、現代人の「好奇心」を刺激する出土品の「オーパーツ」。そんな不可思議な「オーパーツ」の鑑定士を名
高槻と尚哉は異世界エレベーターの謎を解く=「准教授 高槻彰良の推察7ー語りの底に眠るもの」
一度見たら全てを記憶する「瞬間記憶」と抜群の観察力、そして子どもの頃に誘拐されたことによるトラウマを抱える、東京都千代田区にある青和大学で民俗学を教える准教授・高槻彰良と、幼い頃の怪奇体験から人の嘘が歪んで聞こえる異能を持ってしまった青和大
「幸」は呉服商売に復帰し、さらなる顧客拡大に乗り出す=「あきない世傳 金と銀 12 出帆篇」
大阪近郊の村の小さな寺子屋師匠の娘・幸が、父と兄の死で実家が零泊したため、大坂・天満の呉服屋・五鈴屋の女衆として奉公に上がったの振り出しに、幾多の困難の乗り越えながら、上方から江戸へ進出し、女性実業家として成り上がっていくサクセスストーリー
天の星の代替わりに巻き込まれて、若だんなは赤ん坊からリスタート=畠中恵「しゃばけ20 もういちど」
祖母の血筋のおかげで「妖」の姿を見ることができる病弱な廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若だんな・一太郎と、彼を守るために祖母が送り込んだ妖「犬神」「白沢」が人の姿となった「仁吉」「佐助」、そして一太郎のまわりに屯する「鳴家」、「屏風のぞき」や貧
両親の留守中の若だんなの「店主修行」は大騒動=畠中恵「しゃばけ19 いちねんかん」
祖母の血筋のおかげで「妖」の姿を見ることができる病弱な廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若だんな・一太郎と、彼を守るために祖母が送り込んだ妖「犬神」「白沢」が人の姿となった「仁吉」「佐助」、そして一太郎のまわりに屯する「鳴家」、「屏風のぞき」や貧
若だんなや於りん、妖たちにふりかかる不幸は誰の仕業?=畠中恵「てんげんつう」
祖母の血筋のおかげで「妖」の姿を見ることができる病弱な廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若だんな・一太郎と、彼を守るために祖母が送り込んだ妖「犬神」「白沢」が人の姿となった「仁吉」「佐助」、そして一太郎のまわりに屯する「鳴家」、「屏風のぞき」や貧
日本の伝統建築に隠された世界遺産の謎を見つけ出せ=蒼井碧「建築史探偵の事件簿」
奈良の大学で建築史を専攻する「死人」のように生気のない不気味な目の持ち主である主人公・不結論馬(ふゆいろんま)が、義兄と同じ大学で歴史学を専攻する目つきも、気も強い女性学者・由布院蘆花とともに、有名な自然遺産や建築遺産でおきる怪奇殺人の謎を
四人の高校生は、救出を待つ美人女性教師の真実の姿に気づく=辻堂ゆめ「卒業タイムリミット」
卒業式を三日後に控えた高校で、生徒に人気のある美人女性教師が誘拐されてどこかに監禁されてしまいます。その女性教師の拘束され、衰弱していく様子が動画で定期的に配信されるのですが、彼女を生きたまま救い出すよう、犯人から指名された高校生たちに立ち
2021年から2022年にかけて、「メタバース」と並んで流行語となったのが「NFT」という暗号資産圭系のデジタル用語。直訳すると「非代替性トークン」と言うのですが、ITやデジタル系に強い人でなければ、これだけではどういう意味か、皆目わからな
ガールズグループ事件が再び殺人を引き寄せる=「脳科学捜査官 真田夏希 クリミナル・ブラウン」
脳科学と精神医学・心理学を専門にする医師で、とびっきりの美貌を誇りながら、激務から逃れて「ふつうの結婚」をするため病院勤務を辞め、婚活活動を続ける神奈川県警科学捜査研究所所属で、県警唯一の心理捜査官・真田夏希の活躍を描いた「脳科学捜査官」シ
内藤了「TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平」=八重洲の転落死者は、連続女性失踪の関係者?
信州の山間の村から東京へ上京し、警視庁に就職した「東京駅」大好きの、新米女性警察官・堀北恵平(通称「ケッペー」)が、東京駅近くの丸の内西署で研修中に遭遇する怪奇事件の謎を、50年以上前の「うら交番」の警察官のアドバイスを受けながら解いていく
夏希は北条一族への怨みを晴らす爆弾魔と対決する=「脳科学捜査官 真田夏希 ヘリテージ・グリーン」
脳科学と精神医学・心理学を専門にする医師で、とびっきりの美貌を誇りながら、激務から逃れて「ふつうの結婚」をするため病院勤務を辞め、婚活活動を続ける神奈川県警科学捜査研究所所属で、県警唯一の心理捜査官・真田夏希の活躍を描いた「脳科学捜査官」シ
十年前のキャリア女性警察官僚の事故死の謎を解け=「脳科学捜査官 真田夏希 エピソード・ブラック」
脳科学と精神医学・心理学を専門にする医師で、とびっきりの美貌を誇りながら、激務から逃れて「ふつうの結婚」をするため病院勤務を辞め、婚活活動を続ける神奈川県警科学捜査研究所所属で、県警唯一の心理捜査官・真田夏希の活躍を描いた「脳科学捜査官」シ
「脳科学捜査官 真田夏希 ストレンジ・ピンク」=連続爆破事件には、悲恋が隠れていた
脳科学と精神医学・心理学を専門にする医師で、とびっきりの美貌を誇りながら、激務から逃れて「ふつうの結婚」をするため病院勤務を辞め、婚活活動を続ける神奈川県警科学捜査研究所所属で、県警唯一の心理捜査官・真田夏希の活躍を描いた「脳科学捜査官」シ
「脳科学捜査官 真田夏希 エキサイティング・シルバー」=国際テロ組織とCIAの陰謀を天才美少女がぶっ潰す
脳科学と精神医学・心理学を専門にする医師で、とびっきりの美貌を誇りながら、激務から逃れて「ふつうの結婚」をするため病院勤務を辞め、婚活活動を続ける神奈川県警科学捜査研究所所属で、県警唯一の心理捜査官・真田夏希の活躍を描いた「脳科学捜査官」シ
「脳科学捜査官 真田夏希 デンジャラス・ゴールド」=誘拐されたギフテッドの美少女を救い出せ
医師免許も持ち、脳科学と心理学の専門家で、とびっきりの美貌を誇りながら、激務から逃れて「ふつうの結婚」をするため病院勤務を辞め、婚活活動を続ける神奈川県警科学捜査研究所所属で、県警唯一の心理捜査官・真田夏希の活躍を描いた「脳科学捜査官」シリ
鳴神響一「脳科学捜査官 真田夏希 パッショネイト・オレンジ」=アニメの主役への2次元愛が連続殺人を呼ぶ
医師免許も持ち、脳科学と心理学の専門家で、とびっきりの美貌を誇りながら、激務から逃れて「ふつうの結婚」をするため病院勤務を辞め、婚活活動を続ける神奈川県警科学捜査研究所所属で、県警唯一の心理捜査官・真田夏希の活躍を描いた「脳科学捜査官」シリ
「脳科学捜査官 真田夏希 ドラスティック・イエロー」=カジノ阻止の爆弾テロに潜んだ真実を暴け
医師免許も持ち、脳科学と心理学の専門家で、とびっきりの美貌を誇りながら、激務から逃れて「ふつうの結婚」をするため病院勤務を辞め、婚活活動を続ける神奈川県警科学捜査研究所所属で、県警唯一の心理捜査官・真田夏希の活躍を描いた「脳科学捜査官」シリ
畠中恵「またあおう しゃばけ外伝」=「しゃばけ」のアナザーストーリーふたたび
祖母の血筋のおかげで「妖」の姿を見ることができる病弱な廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若だんな・一太郎と、彼を守るために祖母が送り込んだ妖「犬神」「白沢」が人の姿となった「仁吉」「佐助」と「鳴家」、「屏風のぞき」といった妖怪たちが、江戸市中で活
畠中恵「えどさがし しゃばけ外伝」=「しゃばけ」をめぐるビフォー・アフターの物語のア・ラ・カルト
祖母の血筋のおかげで「妖」の姿を見ることができる病弱な廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の若だんな・一太郎と、彼を守るために祖母が送り込んだ妖「犬神」「白沢」が人の姿となった「仁吉」「佐助」と「鳴家」、「屏風のぞき」といった妖怪たちが、江戸市中で活
江戸・神田の8つの町を支配町としている町名主の高橋家の惣領息子で、16歳を境に生真面目で勤勉な、両親や周囲の期待も集めた若者から、突然、「お気楽」な若者に転じてしまった麻之助を主人公に、彼の友人で同じく町名主の息子で遊び人の清十郎、武家の生
「アルキメデスの大戦」26〜27=新型・大和は部材不良により廃艦。アメリカ開戦は避けられない?
世界大戦へと進んでいく日本の運命を変えるため、その象徴となる「戦艦大和建造」の運命を変えようと、海軍に入り、内部から太平洋戦争をとめようとする天才数学者の姿を描いたシリーズ『三田紀房「アルキメデスの大戦」』シリーズの第26弾から第27弾。前
王欣太「達人伝」30・31=荘丹たち連合軍は秦軍を撃破し、首都・咸陽を目指す
二百年続いた中国戦国時代の晩期。西方の強国・秦が周辺諸国に強大な力を背景に強圧をかけつつあるが、他の五国にまだ、秦の強権的なやり方に反抗する力の残っていた時代に、荘子の孫「荘丹」、伝説の料理人・包丁の甥「丁烹」、周の貴族出身ながらある事情で
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読んだ本の中で、「これは皆に勧めたい!」と思った本を紹介してください。 (なんか…そういう衝動にかられること、ありませんか?!)
「すべての人間は、生まれながらに知ることを欲する」 本を読んでいる全ての人は、常に何か知ることを欲し、 本の中に並べられた活字達を見て、何かを得ていくだろう。 今まで、自然の成るままに読んでいった本たちを、 見返して、レビューを書く人々。 彼らは、本当に本が好きで、それを人に薦めたくて、それを他の本好きと共有したい。 と、言うことで、今回「本のレビュー」をテーマに、みんなの話をお聞かせ下さい。 活字に惚れて、活字に助けられた人も多いはず。 「book-reviews save the earth」の壮大なテーマの元に、この、コミュニティーを盛り上げていきましょう!