朔 立木 (著)『死亡推定時刻 』(光文社文庫) 読了
今年の2作品目 この本も昨年の仕事納めの日に書店で次は何を読もうかと探し、帯の背の部分に「冤罪ドラマの最高傑作!」という文字に惹かれて購入。 2004年に出版されているが内容に古さを感じさせず、テンポよく進んで短期間で読み終えた。 叩けば埃が出そうな土建屋の一人娘が誘拐され、警察が身代金の受け渡しに失敗して少女は殺されたが、警察は遺留品に付いていた指紋から、無実の青年を逮捕し、無茶苦茶な取り調べで自白に追い込んでしまう。 軽い罪でも前科があれば、犯人像と多少違っていても疑うであろうということはわかるが、ここまでひどい自白を強要する刑事がいるとは思いたくないし、さらに県警本部長までもが平気で組織…
2023/01/29 16:38