道ゆく人たち
今度の年末年始は、二人のドイツ人を思い浮かべながらトルコへ向かった。 一人は皇帝ウエルヘルム2世。イギリスの3C政策に対抗して、ベルリンとビザンチウムとバグダッドを鉄道で結ぶ3B政策を打ち出すも世界大戦に敗退して帝国は崩壊。もう一人はハインリッヒ・シュリーマン。イリアスで描かれるトロイが現実に存在すると信じて生涯をかけこれを発掘した。今回の旅では、黒い服の男たちを背景に世界中のテレビに出るわけにはいかないのでバグダットは断念し、ベルリンからイスタンブールまで鉄道に乗った。そして大晦日はチャナッカレを基点にトロイ観光をした。 起点と終点の航空券だけ購入して、あとは風の向くまま気の向くままというの…
2011/02/06 00:00