「就寝前に性的活動をすると睡眠の質が上がる」性科学と睡眠科学
寝る前にマスターベーションすると、よく眠れる気がする。そんな意見をネットや雑誌などではたまに見かけます。 実際、性的活動によってリラックスできる、という感覚は広く知られていますが、「本当に性的活動が睡眠をよくするのか?」という疑問には、これまで十分な科学的根拠がありませんでした。 しかも、この種の疑問を調査した研究の多くは、パートナーとの性行為(性交)だけに注目し、マスターベーション(自慰)を含めたデータは限られていました。 そこで、オーストラリアのセントラルクイーンズランド大学(Central Queensland University)の研究チームは、マスターベーションと性交の両方を含むオーガズムを伴う性的活動が睡眠にどう影響するかを本格的に検証したのです。 この研究の詳細は、2025年5月付けで科学雑誌『Sleep Health』に掲載されています。
2025/05/31 23:30