「原子レベルの脳型チップ」を開発:目のように見て脳のように考え記憶する
オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)で行われた研究によって、人間の「目」と「脳」と「記憶装置」を同時に肩代わりし、振られた手の動きを一瞬で検知して省エネで判断する――そんな“脳型チップ”が誕生しました。 この小さなデバイスはまるで自身で判断して記憶するように、外部コンピューターの支援を最小限に抑えながら周囲の動きを検知し、スパイク信号と簡易的なメモリ機能を併せ持つ点が特徴です。 AIは人間の脳をある種のシミュレーション空間で模倣しますが、このチップは物理世界で人間の脳を模倣します。 目と脳が一体化したような新しいアーキテクチャにより、従来は困難だった瞬時の映像処理が可能になり、自動運転車やロボットなど次世代技術への応用が期待されています。 現在研究者たちはこのチップを多数備えて処理能力の巨大化を進めているとのこと。 脳のような動きをするチップは、私たちの未来をどのように…
2025/05/20 22:00