幻の生物とされる巨大甲殻類「ダイダラボッチ」、実は世界中の深海にいた⁈
深海探査の際、運がよければ稀に見つかる巨大な甲殻類「アリセラ・ギガンティア(Alicella gigantea)」。 なんと体長30センチを超えるこの深海生物はヨコエビ類(端脚類)のなかで世界最大種とされており、和名では日本に伝わる巨人にちなんで「ダイダラボッチ」と呼ばれています。 ダイダラボッチはこれまでの調査で稀少な生物と考えられていましたが、豪ウェスタン・オーストラリア大学(UWA)の研究で、実は世界の深海底の60%に分布している可能性が浮上したのです。 伝説ポケモンくらい珍しいと思っていたら、わりと普通にいるモンスターだったのかもしれません。 研究の詳細は2025年5月21日付で科学雑誌『Royal Society Open Science』に掲載されています。
2025/05/28 23:30