ヒッタイト王国の謎に迫る:日本調査隊の発見
ヒッタイト王国? 紀元前14世紀ごろ、現在の中東地域に勢力を誇ったヒッタイト王国の粘土板が、日本の調査隊によってトルコの古代遺跡ビュクリュカレからほぼ完全な形で発掘されました。この粘土板には、ヒッタイト語の他に、国家的な宗教儀礼で使用されたフリ語も記されており、この遺跡がヒッタイト王国にとって重要な都市の一つであったことを示唆しています。 ビュクリュカレ遺跡での発掘は、中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所の松村公仁研究員が率いる日本の調査隊により、15年前から実施されています。昨年5月には、遺跡の北部で70行にわたるくさび形文字が刻まれた、手のひらサイズの粘土板が発見されました。この粘…
2024/02/29 02:07