カリタスカウンセリングの原理140
『生き甲斐の心理学』6頁理想的なカウンセリングとしてヨハネ福音書の「サマリアの女」とイエスの会話が登場します。イエスは、教師として登場して弟子を作り、学習する集団を作ってゆきます。ヒトはパンだけで生きるのではない。神様の口から出るひとつひとつの言葉から生かされる。イエスが伝える神は、場所や民族だけで留まりません。ヒトが作る壁を超えて全人類を平和へと誘う神様です。さて、ヒトは信仰を意識するしないにかかわらず、悩み、苦しみ、そして予期せぬ不幸に見舞われる存在です。そのたびに現状の解釈を明るく保てればよいのですがそうとばかりは行きません。昼の井戸でイエスはサマリアの女に出会います。砂漠です。旅をしているイエスは仕方ありませんが、その周辺で生活をしているのに正午になって水を汲みに来る女は、周囲のヒトから外れた存在...カリタスカウンセリングの原理140
2024/11/26 22:30